退職を迎えて
宇佐川 信 行
(うさがわ のぶゆき) 附属高等学校
〈部局歴〉
昭和38・4 (公立学校)
47・4 教育学部附属中学校
50・4 教育学部附属高等学校
53・6 附属高等学校
昭和四十七年四月から二十九年間、附属中高等学校でお世話になりました。その間、同僚職員の方々、生徒諸君、また、大学の方々からご支援をいただいたこと、今さらながらありがたく思うこのごろです。
現在、附属学校の役割が改めて問われています。附属の将来像もいくつか考えられますが、その実現への具体的な取組となると不透明な要素も多く、手がかりを得にくい状況にあると思います。が、今後いろいろ困難な問題があるにせよ、附属の職員の力をもってすれば、きっといい方向に向かうであろうと、附属の一員であった者として自責の念も感じつつ、期待をしているところです。
附属での思い出としては、何しろ長期間ですので、絞り切れませんが、近いところでは、昨年の八月に三週間余り、広島大学の関係者のご援助をいただき、JICAの短期専門家としてケニアに派遣されたことも得難い経験でした。理数科教員の中央研修の手伝いをさせていただいたのですが、参加者の熱意、真剣さが印象に残ります。
2000年8月18日 Kenya Science Teachers Collegeにて
広大フォーラム32期5号
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