インターフェースの善し悪し
調 枝 孝 治
(ちょうし こうじ) 総合科学部保健体育講座
〈部局歴〉
昭和31・4 (民間)
33・4 (広島大学教育学部在学)
37・4 教育学部福山分校
38・4 (広島大学大学院教育学研究科在学)
40・4 (私立学校)
42・4 (横浜国立大学)
50・4 総合科学部
広島大学を卒業し、借金しながら建設中の広島工業大学へ赴任。次は学園紛争中の横浜国立大学へ、紛争終了後統合移転。移転終了後広島大学へ移り、またまた統合移転という訳で、まともな研究室と実験室で仕事をしましたのは数年間でした。広島大学は、学生時代を含め三十二年間お世話になり感謝しています。
大学は発展と同時に問題点も発生します。総合大学としての広島大学は、多くの異質な学部と事務機構、それに学生が相互作用をする複合体です。このシステムの問題点は、インターフェースの悪さです。インターフェースは、接合点、境界面を意味します。大学、学部、研究分野、研究者、学生、事務部など異なる要素間の接続互換性が悪く不便です。
異なるインターフェースの標準化は、教養です。教養は競うものではなく、異質な要素間の連絡をスムーズにさせるものだと考えます。共通語としての教養で、さらなる発展を加速されることを期待します。
学会での最終講義(筆者左から2人目)
広大フォーラム32期5号
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