生物生産学部
〜個性を大切に〜

生物生産学部長 山本 義雄

 皆さん、入学おめでとうございます。生物生産学部では、生物の生産性向上、生物機能の開発、生物資源の有効利用を通して、人類の持続的生存および地球環境の保全に貢献できる教育研究を目指しています。これらの課題の解決には、高い専門的知識だけではなく、幅広い科学的認識が必要です。大学における勉学は、社会人としての素養と科学的な知識の習得だけではなく、科学的な論理性および倫理性を養う絶好の機会です。そのためには、できるだけ早く自分の人生設計を描き、目標に到達するためのプランを立ててください。
 これから始まる学生生活において、幅広い教養を身につけ、堅実な基礎学力と専門的知識を習得するだけでは不十分です。過去の歴史に学び、現実を理解し、社会的視野を広げて、科学的思考ができる感性の豊かな「個人」を目指してください。


練習船「豊潮丸」
〜楽しく学ぶ〜

新入生チューター長 飯島 憲章

 新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんは、これからどのような大学生活を送ろうと思っていますか? これからは学ぶことの楽しさを味わって欲しいと思います。そのためには、己に対して正直になることが大事です。わからないのにわかったふりをしないこと、当て推量をしないこと。その上で、わからないことをわかるようにするための日々の努力を怠らないこと。学ぶことを楽しむためには、自ら学ぼうとする姿勢が欠かせません。まず勉強をする。自分が興味を持って学ぶことのできるものを見つけようと努力する。そのような姿勢を保って学んでいると、本当にわかった、面白いと実感できるものを見つけることができ、楽しむことができるようになるのではないでしょうか。
 私たちはそのためのお手伝いをします。


付属農場
〜感謝の気持ちを忘れずに〜

生物圏科学研究科 博士課程後期三年 田畑 和文


研究室での旅行。大分,湯布院にて(筆者左)
 新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。皆さんは大学での「自由」な学生生活を楽しみにしていることでしょう。大学での四年間は非常に短いものです。学問だけでなく遊びやサークル、アルバイトなど何か必死に打ち込む事が見つかれば楽しく有意義な学生生活が送れることと思います。これからは一つ一つの行動に責任が生じます。学生ではありますが、社会人でもあることを自覚して行動して欲しいと思います。最後に、御両親の目を離れて開放感に浸っている人も多いと思いますが、親は常に子供の事を心配しているものです。楽しく学生生活を送ることができる感謝の意を込めて、たまには元気な声を聴かせてあげてください。



広大フォーラム32期6号 目次に戻る