教育学研究科
大学院講座化の意義を胸に刻んで

教育学研究科長 利島 保

 今年度から教育学研究科は、従来学部所属の教官研究組織である十六の大講座を大学院に移す大学院講座化を行いました。その意味は、本研究科が、教育学研究の領域における中軸の教育研究機関として、他の旧帝大の教育学研究科と教育研究を競うことを意味しております。幸いにして、これまで本研究科は他に優るとも劣らない実績を残しております。
 今年度入学並びに進学された皆さんには、教育学研究科の実績の更なる伸展を担うという誇りを胸に、教育・研究に精進していただくことを願っております。

日本屈指の学びの環境へようこそ

学習開発専攻カリキュラム開発専修 博士課程前期二年 神岡 賢史

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。広島大学(新)教育学研究科へようこそ。たくさんの希望や思いを胸にご入学されたことと思います。充実した環境に囲まれ、一年間を過ごしてきましたが、日本でも指折りの環境であることを皆さんもすぐに実感されることと思います。博士課程前期もやっと私たち二年生と皆さん一年生がそろい、これからが本格的なスタートとなります。共に頑張っていきましょう。
ドクターの覚悟

教育人間科学専攻博士課程後期二年 森田 愛子

 学部生の頃は、「ドクターってえらい人なんだ!」と思っていました。マスターのときも、「ドクターになる頃にはもう少し『研究者』に近づいているのかな」と期待していました。
 ドクターになって一年が経ちますが、自分の勉強不足に焦るばかりの毎日で、あまり以前と変わりません。ただ、変わったことといえば、ドクターになるときに先輩に言われた言葉がそれをよく表していると思います。
 「もう、引き返せませんね」
……うーん、確かに。




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