社会科学研究科
社会科学研究科へようこそ

社会科学研究科長 前川 功一

 皆さん入学おめでとう。
 社会科学研究科は昨年からマネジメント専攻が新たに加わり、今まで以上に社会人大学院生が増加しました。一般に研究活動は若い時期の訓練が大切ですが、社会科学系の学問分野では社会経験を積んで初めて問題意識が生じ、理解が深まるということが起こり得ます。
 また社会人院生には、仕事や家庭を抱えながら勉学する真剣さがあります。そのような問題意識と真剣な勉学態度は、若い院生にも良い影響を与えることと思います。また社会人院生は若い学生から新しい考え方や技術(特に情報関連の)を学ぶことができるというメリットもあります。
 年代も考え方も異なる多様な院生が一緒に学ぶという利点を大いに生かして、有意義な大学院生活を送られることを期待します。

入学おめでとう

国際社会論専攻博士課程前期二年 武田 留美子


タイ旅行にて
夫(左)と現地ガイドのワサン氏と
 社会科学研究科の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。学部への入学のときとは、少し違った気持ちでこの日を迎えているのではないかと思います。
 社会科学研究科は、日常社会にきりこんでいく学問です。私は、一度社会人として働いていましたが、社会生活は理不尽なことが多く不満ばかりでした。しかし、大学院で学び、社会を理論の上でとらえることにより理不尽さというものの原因が解き明かされ、学問のダイゴ味を感じています。
 大学院生活は、学部とは違い、単位数も少ないため、強制されることはあまりありませんが、自由な分、自主的に勉強することが要求されます。一年目は、自分の研究テーマにこだわらず違った角度から自分の研究テーマをみつめてみることがおすすめです。そのためにも、いろいろな演習に出席して他の友人たちと意見を戦わせるとおもしろいですよ(普段は仲良くお願いしますね)。
 私は、介護保険制度の研究をしているため、時々現場で働いているので大変ですが、周りの方(夫、先生方、友人、職場)に支えてもらい感謝の毎日です。皆さんも、有意義な大学院生活を送ってくださいね。くれぐれも身体は大切に!




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