理学研究科
目標はありますか?

数理分子生命理学専攻博士課程前期二年 松岡 健一郎


愛車のトトロ号(ヤマハJOG)と
 理学研究科への入学おめでとうございます。「なぜ、大学院に入学したのですか」「大学院では、どんなことをやってみたいですか」…それぞれが目標を持っていることと思います。
 しかし、中には「自分の研究したいもの」「こんなことがしたい」ということが、まだ見つからない人もいるかもしれません。黙ってじっとしていても何も見つかりません。学部のときと比べ、講義の数がぐっと減ったのを利用して、セミナーや集中講義に積極的に参加して、どんな小さなものでもいいから「きっかけ」を見つけてください。「集中講義のときに先生のネクタイが気になっちゃって…」という理由で数カ月後、「あのネクタイがきっかけで、その先生の研究内容を自分も夢中になって研究している」ということもあるかもしれません。皆さんが二年間という短い大学院生活の中で、たくさんの「きっかけ」を見つけて、自分のものにしていけるよう願っています。

ご入学おめでとうございます

地球惑星システム学専攻博士課程前期二年 多田 あきさ


平成12年度 微量元素地球化学研究室メンバー
(筆者前列左から2人目)
 この春、晴れて大学院生になられる皆さん、ご入学おめでとうございます。四年間の大学生活を終えられ、また新たな気持ちで春をお迎えなのではないでしょうか。
 これから始まる大学院での研究生活の学部時代との違いは、研究に主体性の有無を問われるところにあり、より主体的に研究と関わって自分の力で研究を進めていくことが求められます。日々の試行錯誤の繰り返しの中から、たくさんのことを学んでいくのだと思います。研究には波があり、うまくいくときも、いかないときもありますが、どんなときも、同じように研究に取り組んでいる仲間や、指導を仰げる先生の存在が何よりも大きいものです。
 これからの二年間を、大切に、有意義な時間をお過ごしください。皆さんのご活躍を心よりお祈りしています。




広大フォーラム32期6号 目次に戻る