歯学研究科
新入学生へのメッセージ

歯学研究科長 丹根 一夫

 広島大学歯学研究科に入学された皆様、ご入学に対して心よりお慶び申し上げます。諸君は、これから歯科医学、生命科学の教育者、研究者あるいは歯科医療分野のエキスパートになるべき人材です。本研究科では、昨年より研究科の改組を行い、複数教官による指導体制の下で先進的な歯科医学研究を遂行できるよう、多くの教官が精力的に指導に当たっています。最近の調査では、本研究科の教官の業績はきわめて優れ、全国の歯科大学、歯学部、歯科医学に関する医療・研究機関の中で二位か三位という高い位置を占めています。
 このような環境下で、自らが努力を重ねれば、必ずや素晴らしい成果が上がり、それが諸君そのものを高めることになるでしょう。本年度は、本研究科始まって以来最大の三十八名の大学院生を迎えることとなりました。我々教官も身を引き締めて当たりますので、覚悟しておいて下さい。四年後に、皆様の大成した姿を拝見できることを切に希望します。

新入生の皆さんへ

歯学系専攻博士課程四年 吉田 衣里


実験室にて,Ketutさんと(筆者左)
 今までの受け身形だった大学生時代とは大きく異なり、自主性を重んじられる大学院生活では、研究・学習に限らず何ごとにも前向き、積極的に取り組んで、いろんな経験をすることが大切だと思います。卒業までの時間は限られている訳ですから、ただ漠然と毎日をやり過ごすよりも、どうせなら自分が納得いくような結果を残せるよう、多くの興味ある論文を読んだり、スタッフの先生方と白熱した議論を戦わしたり、学会発表や論文投稿にも果敢に挑戦していって下さい。無限の可能性を秘めている皆さんの活躍を期待しています。



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