さすがは憧れの職種。当初予定していたよりもたくさんの参加がありました。就職を決めた先輩たちが皆、自信に満ちて輝くような表情だったのが印象に残ります。そのパワーに押されて、座談会の会場にも、静かな熱気があふれていました。
座談会に出席した就職内定者からのメッセージ:
与倉康広さん(文4・新聞社)
「周囲の噂に惑わされず、自分は自分だと思ってやって下さい。」
本田とも子さん(教4・放送)
「就職は運と縁。一つが駄目でもくよくよせず、次へ進もうね。」
長谷川理絵さん(法4・広告出版)
「リベンジも有り得るので、面接のときも最後まで諦めないで!」
向井寛達さん(法4・放送)
「明るく元気よく、気持ちを前面に押し出していくことです。」
『求められる学生像』
中国新聞社 代表取締役社長
今中 亘
(1959年 文学部卒)
マスコミ志望熱は一向に衰えません。世界が激動し、国の内外で事件・事故が多発して、これを果敢に報道する記者や特派員の姿が魅力的に映るのでしょうか。中国新聞の場合も、競争率は毎年20倍を超えています。
社会の変化・変革のテンポが早く、日進月歩が秒進分歩という言葉に置き換えられる時代。それに価値観も多様化しています。
学業をおろそかにする人は論外ですが、基本的には想像力と創造力のあるネアカなタイプが理想的。「指示待ち」の姿勢では何も生まれず、新世紀を切り開いて行くことはできませんね。
近年、学校歴、つまり、どこの大学で学んだかはほとんど考慮に入れていません。何を学び、何を究めたかの学習歴と文章力、そして数次に及ぶ面接での人物評価が採否の決め手になります。「知識は豊富だけれど、常識やマナーに欠ける」という人は、まず受け入れられないと銘記しておいてください。これは新聞社に限らないことだと思いますが。