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特集 新入生の皆さんへ
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課外活動 |
課外活動は、人間形成の上でもとても重要なもので、広島大学としても大学教育の一環として位置づけています。課外活動では、同じクラス(専攻)の仲間との付き合いとは、別な意味での人間関係を生み出します。ぜひ課外活動に参加してみてください。以下、サークル顧問の先生や先輩方からのメッセージをお伝えします。
●サークル紹介のホームページ
http://www.bur.hiroshima-u.ac.jp/~gakusei/circle/mokuji.htm
●サークルに関するお問い合わせは事務局2階学生課まで
0824-24-6140(体育系)
0824-24-6144(文化系)
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キャンパスマップ
サークル顧問から
基礎的な力と課外活動
文・茂里 一紘
(Mori, Kazuhiro)
体育会漕艇部顧問
(高等教育研究開発センター長/大学院工学研究科教授)
晴れて広島大学の構成員となられた皆さん、おめでとう。
皆さんは、広島大学在学中に、地球上のあらゆるところで人類が平和に生きるための知見を継承し、新しい価値の創造に関与し、そして、これはもっと大切なことかも知れませんが、人間として生きる基礎的な力を身につけることになります。広島大学はそのために、正課教育とともに正課外教育、すなわち課外活動の機会を提供しております。
皆さんが国外で仕事をする場面を想定して下さい。専門やその国に関する知識が必要です。意思伝達のための語学力も必要でしょう。これらは、社会人あるいは専門家として知的判断をするために必要なもので、知見の継承と新しい価値の創造に関係することです。これらは学問的体系にもとづいたカリキュラムとして正課教育の中で提供されています。
しかし、初めての国で仲間を作ることや、交渉することも必要となります。予想外の事態が起き、やり直すこともあるでしょう。そのような時、忍耐力や適度の楽天性が必要となります。これらは人間として生きる基礎的な力です。そのような力は本来大学に入るまでに身につけておるべきであるという考えもあります。しかし、広島大学は、正課外教育をそのための機会の一つと位置づけ、在学中にさらに身につけて欲しいと考えています。
正課外教育には定まったカリキュラムがありません。皆さんの自主的な活動こそがその本質だからです。参加も自由です。体育系、音楽系、文化系などに属するいわゆるサークルの他、各種企画委員会、学内外のボランティア活動、ピア(仲間)サポートなど多種、多様の場が用意されております。そこは、自分でも気づいていない力を発見する場や一生続く友人や生涯打ち込むことの出きるものとの出会いの場となります。
大学で提供されている機会を最大限に活用し、有意義な四年間として下さい。
広大フォーラム33期6号 目次に戻る