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文・写真 井倉 毅 (IKURA, Tsuyoshi) 原爆放射線医科学研究所 分子発がん制御研究分野助手 |
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米国で4年間ポストドクターとして染色体クロマチンに関わる研究をしてきました。ボストンにあるNIH(米国国立衛生研究所)のラボラトリーでスタートし、ボスの異動に伴い同市内にあるハーバード大学医学部ダナ−ファーバー癌研究所に移りました。両機関とも米国サイエンスの中心的役割を果たしています。私がいたラボラトリーでは、皆がハードワーカーで、しっかり研究していました。両研究所とも、各種の技術部局が充実しており、プロのスタッフを擁して研究に必要な技術支援をしてくれるため、新しい技法もすぐ利用できるなど非常に仕事がしやすい環境でした。日本のラボラトリーの多くは家内工業的なのが現状ですが、国立大学法人化後いっそうの研究効率化を目指す上で参考になると思います。さあみなさん世界をみて、勇気をもってチャレンジングな仕事をしましょう。 NIHのホームページ http://www.nih.gov/ ハーバード大学医学部ダナ−ファーバー癌研究所のホームページ http://www.dfci.harvard.edu/ |