世界の大学シリーズ66

アムステルダム大学(ACTA) オランダ

写真
▲AMC(Amsterdam Medical Center)
ACTAの講座のうち機能解剖学講座だけはAMC内に存在する。
地図

文・写真 田中 栄二
(TANAKA, Eiji)
大学院医歯薬学総合研究科
顎口腔頚部医科学講座
(歯科矯正学)助教授
写真
▲ゴッホ美術館。
ゴッホはオランダを代表する画家。
写真
▲機能解剖学講座のメンバー(筆者前列右)。
ACTAビル内で行われたユーロパーティー
(ヨーロッパ通貨の統一を祝ったもの)にて撮影


 オランダは、古くから日本との貿易が活発に行われていることから日本にとってなじみの深い国です。とくに昨年から今年にかけては日蘭交流400年を迎えるなど歴史的にも重要な時期でした。またオランダは、安楽死、麻薬、同性愛が認められるなど大変リベラルな国としても知られています。
 ACTA(Academisch Centrum voor Tandheelkunde Amsterdam)は1984年にアムステルダム大学歯学部とアムステルダム自由大学歯学部が合併して設立されたアムステルダム唯一の歯学部です。ACTAには約500名の常勤あるいは非常勤の研究者、技術者および事務官が在籍しています。ワークシェアリングが進んでいることから、必要数より多くの人を雇用し、仕事を分担します。大学における就業時間は8時間、昼休みはほとんど取りませんが完全週休2日制で、休日はヨーロッパ各地に出かけることが多いようです。限られた時間内で効率の良い仕事ができる環境の良さは抜群です。


ACTAのホームページ http://www.acta.nl/





広大フォーラム34期3号 目次に戻る