〜さらなる産学官連携の推進を目指して〜 
文・白浜 博幸

(SHIRAHAMA, Hiroyuki)
地域共同研究センター
助教授
「広島大学リエゾンフェア2002」開催 


 広島大学は産学官連携活動を一層推進する目的で昨年に引続き、地域共同研究センター、大学情報サービス室、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー、経済学部附属地域経済システム研究センター主催による「広島大学リエゾンフェア2002」を去る11月20日、広島市にある東千田キャンパスの東千田総合校舎において開催しました。主なプログラムは以下のとおりです。

(1)特別講演
 ・(株)ヒロテック 鵜野俊雄会長
 ・広島大学 牟田泰三学長
(2)マッチングセッション
(3)交流パーティー(会場:JAビル)

牟田学長挨拶
 当日は後援いただいた13機関の代表者*、企業等の一般参加者、出展教官をはじめ、400名を超える多くの皆様方にご参加いただき、盛会裡に終了することができました。

 「特別講演会」では、産及び学の両方の観点からみた産学官連携に関するお話をお二人の講師に伺いました。講演会場は立ち見も出るほどの盛況振りで、講師の先生方の講演内容が具体的で分かりやすかったこともあり、産学官連携に対する関心の高さを感じることができました。
 「マッチングセッション」では、各先生方のパネル前に人垣ができ、企業の方とのフェイス・トゥー・フェイスでの活発な討論がなされていました。主催側の予想を大きく超える参加をいただいたこともあり、会場が狭かったことは反省すべき点であったと思います。

マッチングセッション会場風景
 その後開催しました「交流パーティー」にも約180名もの皆様方にご出席をいただき、先生方と企業の方との交流をさらに深めることになったようです。

 リエゾンフェアにご参加いただいた企業等の皆様にアンケートを願い、その回答の一部をグラフ化しました。これらの結果からも「広島大学」に対する産官の期待の大きさが窺い知れます。今後ともこれらのフェアを通じて産学官連携をさらに深め、広島大学が教育・研究だけでなく、地域社会に貢献する必要性を強く感じた次第です。最後になりましたが、本フェアの開催に当たりご協力を賜りました関係者皆様方に厚く御礼を申し上げます。


(*後援の13機関)

呉市、中国経済産業局、(財)中国技術振興センター、中国総合通信局、中国情報通信懇談会、(社)中国地域ニュービジネス協議会、東広島市、広島県、広島県商工会議所連合会、(財)ひろしま産業振興機構、広島市、(財)広島市産業振興センター、広島中央サイエンスパーク研究交流推進協議会(五十音順)



広大フォーラム34期5号 目次に戻る