総合科学部
四年間を振り返って
 総合科学科 社会科学コース

   加藤 憲(かとう ただし)

 一人でアジアの国を回りました。サークル活動でも、つたないチームを作って、友人と草野球で頑張りました。一時期はバイトの鬼と化していました。当然勉学のほうも、十分ではありませんでしたが、頑張りました。これが大学四年間の感想です。時間というものはあっという間に過ぎていきました。それは充実していた時間ならなおさらのことです。せっかくみな平等にある時間、自分なりの最高のデザインをしてみたらどうでしょうか。私は自分なりにそれができた四年間だったと思っています。今、この瞬間を最高のものにし、自分が満足できる大学生活の対象を持つべきです。勉学も当然ですが、とにかく集中できるものを持つことです。有意義な大学生活を送ることを願っています。
野球の試合にて(筆者後列中央)

楽しんだ四年間
 総合科学科 社会科学コース

   大浦 裕美子(おおうら ゆみこ)

 この四年間を振り返ると、忙しく本当に早く過ぎ去ってしまったという感じです。授業やバイト、サークルや遊びにと充実した日々を過ごすことができました。しかし楽しい事ばかりでもなく、教員免許を取得するために専門外の勉強で悩まされたり、合気道部の練習が体力的にきつかったり、またさまざまなことに取り組む一方、脈絡がないのでは…と悩んだりしたこともありました。  今となっては、さまざまな方面からの刺激を受けることは学生だからこそできることで、将来の生き方を考える上で非常に参考になりましたし、何よりそれぞれの経験を通して精神的にたくましくなったところが収穫だと思っています。寄り道に見えても興味のあることに取り組むことは必ず自分の糧になると思います。これからまだ学生生活が残っている方にも、時間とエネルギーがたくさんある今しかできないことに挑戦してみることをお勧めします。
合気道の練習にて
(筆者左)
文学部
健康第一!
 人文学科 欧米文学語学・言語学コース

   権堀 崇(ごんぼり たかし)

 在校生の皆さん、健康には気を付けて下さい。独り暮らしでは不規則な生活になりがちです。身体を気遣ってくれる人はあまりいません。自分のため、そして勉強するためにも体力をつけるようにして下さい。私は四月から大学院生になる予定ですので、またお会いしましょう。
恩師の地村先生と英文学を学ぶ仲間
(筆者最前列中央)

時間はある!
 人文学科 歴史学コース

   中司 健一(なかつか けんいち)

 一日は意外に長い。七時間寝て七時間講義があっても、まだ十時間。十時間あれば、遊べばくたくたに、本を読めば数冊、働けば七千円くらい。この長い一日が大学生活では千五百回近くもあります。何かを成すにも充分ですし、色々なことが出来ます。それではあなたの大学での時間を思う存分に楽しんで下さい。
岸田先生とフィールドで歴史を学ぶ
(筆者左から3人目)
教育学部
私の財産
 教育学科

   森 智子(もり ともこ)

 大学生活を通して、私は様々なことを経験しました。入学当初、先輩方にお世話になりながら、親元を離れての生活に慣れていったこと。二年生になり、友人達と後輩を迎えて先輩気取りだったこと。三年生になり、旅行や遊びやバイトにやっきだったこと。四年生になり、将来への期待と不安を胸に、残りわずかの大学生活を惜しむように過ごしていること。様々経験したと言いながら、とても平凡だと自分自身思います。けれど私は、ありふれた日々の生活を大事にしてきたということが自慢です。そしてふり返ると、何気ない友人との会話や食事、日々の生活が、何よりの財産となり、大きな力になっているのを感じます。大学生活で「何かをしよう、成しとげよう」と志すことは大切です。けれど、そこに目を奪われて毎日をがむしゃらに過ごすのもまた、もったいないことだと思います。どんな日でも、その気になれば何かを見つけることは簡単で、小さな発見や喜びや悲しみがあります。それらは自分自身をつくり、見つめ直す材料にもなると思います。そして、私にそれらの機会を与え、支えてくれた周りの人たちに、心よりお礼を述べたいと思います。

大学での出逢いと経験
 教科教育学科

   和田 峰一(わだ みねかず)

 この四年間を振り返り、いろんな人に出逢い、いろんな体験が出来たと感じます。学科(家政教育学専修)では、男が同学年に一人、というか僕が初の男性だったらしく、周りは女性しかいない中でやっていけるか不安でしたが、友達も先生方もいい方ばかりでしたので、楽しく勉強ができました。家政ですから授業でやったことが直接自分の生活に活かせるので、入学当初はままならなかった料理などの腕もまあまあになりました(?)。部活は体育会柔道部でしたので、練習も決して楽ではありませんでしたが、それだけに本気で打ち込むことができたし、みんなで一つになれました。一つになって柔道もバカもやれました。三年生の秋からは主将を務めさせていただき、人をまとめることの難しさも知ることができました。また、OBの方とのつながりから、いろんな社会勉強も出来ました。
 卒業するにあたり、やはり人との出逢いというものは、人生の幅を広げるものであると実感しています。卒業後も、人との出逢いを大切にしていきたいと思います。

平成14年中国五大学大会にて
(筆者2列目右から2人目)
学校教育学部・特殊教育特別専攻科
大切なもの
 学校教育学部 小学校教員養成課程

   星野 真幸(ほしの まさゆき)

「最高の友達に出会えて本当によかった」四年間の大学生活を振り返ってみてとても充実した生活が送ってこれたと思います。それは研究室、部活、その他の場でアツイ仲間たちがまわりにいたからこそです。
 あと少ししたらみんな離れ離れになって会える機会が大幅に減ってしまうことがとてもさみしい気がします。そう思える仲間たちと一緒に生活できたことがとても幸せだと思います。
 大学に入った時はまだまだ未熟だった自分ですが、様々なことを経験し、まわりの人達に支えられて人間として大きくなれた気がします。
 大学はよき仲間に出会え、自分自身が成長できる所です。みなさんも仲間を大切にして最高の大学生活をエンジョイしてください。

ある日のエアロビにて
(筆者最前列右から2人目)

感謝をこめて
 特殊教育特別専攻科 知的障害教育専攻

   木村 眞弓(きむら まゆみ)

 今年度の特殊教育特別専攻科生は五名。現職の教員が二名、福祉関係の大学の出身者、もとOL、教員の臨採経験者と経歴はもちろん、年齢も様々でした。特別専攻科は一年間ですが内容はとても充実しています。教育実習や試験、研究論文等と忙しい日々を過ごすうちにお互いが打ち解けていきました。研究室で語り合い励ましあううちに、年齢を超えた「友情」が芽生えたように思います。
 私たちがこの一年間楽しく学びに徹することができたのは、いつでも温かく見守り続けてくださった担当教官の先生方のおかげです。五人で受ける授業では、様々な疑問や質問を投げかけることができたように思います。その一つ一つにていねいに答えてくださり学習が深まっていきました。まだまだ教えていただきたいことがたくさんあるような気がいたします。
 卒業後もそれぞれの場所で学んだ事を活かしていきたいと思います。広島大学で出会った多くの人々や経験に心から感謝します。ありがとうございました。

専攻科5人組(筆者中央)
法学部
ダブルゼミにチャレンジ!!
 法学科(昼間コース)

   浅井 誉子(あさい やすこ)

 大学時代を振り返ってみて、良かったと思うのは、法哲学と商法という、二つのゼミに所属していたことです。よく、人からは不思議がられる組み合わせですが、私としては、本当にやりたい事をやらせてもらえて、なおかつ、ディベートやプレゼンテーションの技術も磨けるような両ゼミに入れて、心底楽しかったし、普通の二倍の回数の発表をこなすことで、人前で喋る度胸も養われたと思います。  楽しそうだから、とか、就職率がいいから、という理由でゼミを選ぶという話も聞きますが、せっかく入るなら、卒業する時、「まだこのゼミで勉強したい!」と思えるようなゼミを選んでほしいです。  ゼミのかけもちは決して楽ではありませんでしたが、私はこの二つのゼミのゼミ生であることを誇りに思っています。ゼミの先生や仲間に、心から感謝しています。
愛犬といっしょに

この四年間を振り返って
 法学科(夜間主コース)

   三上 泰(みかみ たい)

 私がこの四年間を振り返ってみて思うことは、夜間主コースを選んで正解だったということです。その理由は、地理的な利便性もさることながら、様々な職業・年齢の方々がおられることにあります。
 私は、現在、重度の障害を持っており、だれかの助けがないと、日々の生活に支障をきたす状態です。そうした中で、進んで私を手伝ってくださった方々の多数は、こうした社会人の方々でした。また、社会人の学生は、普通の学生よりも、「勉強しよう」という気持ちが非常に強いように感じられました(私を基準にしているせいなのかもしれませんが…)。こういう人たちと共に学ぶことは、勉強していくうえで、とても良い刺激になったと思います。もっとも、その刺激に感化されて、私自身が勉学に勤しんだかどうかは、また別の話になってしまうのですが。
 最後に、私の学生生活を支え、御助力下さった先生方をはじめとした多くの方々に心からの感謝の意を表し、終わらせていただきます。
経済学部
卒業を迎えて
 経済学科(昼間コース)

   亀川 智史(かめがわ ともし)

 四年という時間が、本当に短いものだと気付きました。何から始めればいいものか戸惑ってばかりだったあの頃からもう四年です。でも、やりたい事があまりに多すぎて困っているのは今も同じかもしれません。ごめんなさい、僕は欲張りです。
 大学生活の中でたくさんの「かっこいい」人に出会いました。もちろん、職業や性別、年齢などは関係ありません。勉強・友人・恋愛・音楽・アルバイト・そして将来のこと。興味を持ったすべての分野に「かっこいい」と感じる存在がありました。僕は彼らに憧れました。憧れるたびに自分の未熟さが見えてしまい、何度も打ちのめされました。悔しいので自分なりに一生懸命努力しました。だからこの四年間で少しは成長できたのではないかと思っています。
 時間はあっという間に過ぎてしまいます。皆さん気をつけてください。でも時には自分の事もじっくり考えてみてください。
 最後になりましたが、お世話になった多くの友人、諸先生方に感謝します。ありがとうございました。

ゼミ連ソフトボール大会にて
(筆者前列右から2人目)

私からのメッセージ
 経済学科(夜間主コース)

   山田 聡志(やまだ さとし)

 「変化に対応できる人間になるために、多くの知識を身につけたい」こんな、漠然とした志で入学したあの日から、四年が過ぎようとしています。希望と不安の入り交じった心境でスタートしたことを今でも思い出します。
 この四年間、多くのことを学び、世代や業種を超えたいろいろな人と出会い、新鮮で刺激的な日々を過ごすことができました。
 大学生活を振り返り、私なりの評価をするのですが、この四年間は、私たち(広大生)に対して中立で、良い悪いの判断は人それぞれの価値判断で決まってしまう実にあいまいなものということに気が付きます。ただ、私は、将来に繋がる大切なものを掴むことができました。
 皆さんも、必ず掴んでください。時は、その人の感じ方一つで、早く流れたり、遅く流れたりします。まず、自分から行動してください。皆さんのこれからに期待します。
 最後にこの場をかりて、先生方をはじめ、四年間私をささえてくださった方々に、心より感謝いたします。

ゼミ生仲間とともに(筆者中央)
理学部
四年間を振り返って
 化学科

   濱村  弘明(はまむら ひろあき)

 広大に入学して早四年。この四年間は、勉強にバイトに精を出した、とても短く感じる四年間でした。思い返すと、よくもまあ自宅から四年間、暑い日も寒い日も列車と自転車で通い詰めたなと思います。サークル活動には参加しませんでしたし、まあ、周囲から見たら面白みのない学生生活であったと映るでしょうが、自分ではそれなりに充実した学生生活を送ることができたと感じています。とりあえずこの四年間を振り返ってみたいと思います。
 まずは一年の時について。化学科に入ったはずなのに化学に関する科目が ほとんどないのがちょっと不思議で、 結構不満でした。講義の合間の空き時間、まだ西条のことをあまり知らなかったし、広島の自宅に帰るわけにもいかないしで、その間の過ごし方に苦労した記憶があります。
 二、三年になると、だんだん専門的内容の講義が増えていきました。でもまあ、内容は違えど基本的にはそれまでと変わらなかった印象が強いです。
 四年になるといよいよ研究室に配属され、卒業研究が始まります。時間的には大学生活中の四分の一にすぎませんが、もっとも密度の高い一年間と言えるでしょう。でもやはり、最初の頃はちゃんとやっていけるか不安だらけでした。しかし、これまでのようにただ机の前で学ぶだけでなく、これまで学んだことや新たに自分で調べたことを拙いながらも実践していくということにだんだんおもしろさを感じるようになりました。又、うまくいかない反応を何とかするために試行錯誤したり、研究室の仲間と議論をする中で得られるものも多くありました。就職活動をする先輩たちの姿を見るなどして、社会に出ていく心の準備なども出来てきます。大学を卒業してこれから大学院に進学することになりますが、これまでに得たものを活かしてさらに多くのものを得て、そして社会に出ていけるように努力をしていきたいと思います。
 私はこれで広島大学から離れてしまうという訳ではないですが、一応の区切りを迎えたということで、最後に、これまでお世話になった先生方、先輩、そして友人、家族に感謝の意を込めて、ありがとうございました。

大学院入試の後で
(筆者前列左端)
医学部
卒業するということ
 医学科

   海地 陽子(かいち ようこ)

 長い長いと思っていた六年間はあっという間に過ぎ、早くも卒業となりました。六年間、多くのテストがあり、勉強が大変でしたが、何とか卒業できてほっとしています。
 オリキャンに始まり、解剖、講義、ポリクリ(グループで病棟を回り、患者さんを前にして実際に診察したりする実習のこと)、部活、夏や春の長期休暇等々盛り沢山だった大学生活ですが、中でも最も印象に残っているのは、何といっても解剖実習です。医学部といえば解剖!と思っていらっしゃる方が多いようで、他学部の人達からは「六年間ずっと解剖するの?まさか人間じゃないよね!?」とよく訊かれました。私も、実際に実習が始まるまでは本当に人間を解剖するのか半信半疑でした。二年生の秋、解剖棟に入りご遺体と対面した時、初めて医学部に入ったという実感が湧き、身が引き締まる思いがしたことを覚えています。?筋肉はシーチキンのようで、脂肪はスクランブルエッグに似ている?とよく言われますが、自分の体が誰か知らない人の手によってそうなると知りつつも献体して下さる方には、本当に畏敬の念を感じます。
 今回、そんな大学生活からの卒業ですが、今までの小・中・高の卒業と違うのは、学生を卒業するということだと思います。思えば大学時代は、社会に出る前に自分の為に時間を遣える最後のチャンスでした。もう一度入学式の日に戻れるのなら、もっとああすれば良かったこうすれば良かったと思うことは多々ありますが、どうすることもできません。できるのは、後悔した分これから頑張ることだけです。社会に出ると、学生では大目に見てもらえていたことが急に厳しくなり、嫌になることもあると思いますが、そのような時は解剖を思い出して気分を引き締めたいと思います。最後になりましたが、六年間私を支えてくださった多くの方々、誠に有難うございました。

オリキャンにて
(筆者前列右から2人目)
歯学部
卒業によせて
 歯学科

   新宮 壮平(しんぐう そうへい)

 今、思い返せばあっという間の六年間でした。私自身は再受験で入学した二度目の大学で、入学当時は期待よりも周囲に馴染めるかの不安の方が大きかったように思います。しかし、いざ大学生活を始めてみて感じたことは、「教室で学べることの贅沢さ」「モラトリアムな期間の居心地の良さ」でした。以前に大学生活を送っていた時は、殆どその実感は無く時間は過ぎ去っていきました。これは一度社会に出たからこそ感じた感想かも知れません。皆さんも卒業後きっとそう感じる筈です。今の状況を楽しみつつ時間を大切に使って下さい。
 これまでの六年間は楽しいことばかりではなく、時には辛いことや思い悩むこともありました。しかし、六年間ずっと一緒に過ごしてきた友人がいるからこそ、乗り切ることができたのだと思います。今後私達はそれぞれの道を歩み始めるわけですが、互いに励ましあい得た経験を糧に、それぞれの場所で頑張ってゆけると信じています。何かあれば話せる友人がいる、それだけで人は心強くなれるものですから…。今現在学生のみなさんも、勿論友人の大切さは感じておられるでしょうが、学年が上がるに従って今以上にそう感じることでしょう。何か思い悩んだ時は、まず友人を信じて頼ってみることが一番の解決になると思います。どうか部活でも実習でもどこでもいいから、人と真剣に関わることを忘れないで下さい。
 些か説教くさくなりましたが、私自身この広大歯学部で学んだことを忘れず、再び社会に出て頑張ろうと思っています。みなさんも自分の将来を信じて頑張ってください。
 最後になりましたが、六年間ご指導下さった先生方、看護師、衛生士の方々、学部、附属病院の方々に感謝の意を表します。

口腔総合診療室にて
(筆者前列右端)
工学部
道標
 第二類(電気系)

   河内 智彦(こうち ともひこ)

 世間でもいわれている通り、大学生活があっという間に過ぎてしまいました。もうこれで学生生活ともお別れと思うと少し淋しい気持ちになります。
 大学生活を振り返ると転機になったのは三年の時でした。それまでは遊びとアルバイトに時間を費やしていましたが、突然、将来について考えるようになり就職に対してある希望を持つようになりました。それから、バイトを控え勉強をするようになりました。気分が滅入る時もありましたが、そんな時に支えになるのが友達だと実感しました。友達と愚痴を言ったり、将来について話をしていると、再びやる気が湧いてくるものでした。そして、将来に対するやる気と友達の支えで、希望した職業に就くこともできました。
 在学生の皆さんも夢に向かって「やる時はやる」人間になって欲しいです。そして、それを応援してくれる仲間を見つけて欲しいと思います。

研究室の仲間と(筆者左端)



悔いの残らない大学生活を
 第三類(化学系)

   堀川 雅生(ほりかわ まさお)

 大学に入って四年生になるまで、学校がある間は割と授業が詰まっていてそれなりに忙しかったのですが、試験が終わると、とにかく休みが長かったので驚きました。夏、春共に二ヶ月近くあり、宿題もなかったので今までなかったぐらい遊びました。後にも先にもこんなに長い休みはないと思うので、海外旅行に行くも良し、スポーツにうちこむも良し、とにかく普段できないことをして欲しいと思います。四年生になると授業はなく、研究室での実験になったのですが、先生や先輩から多くのことを教えてもらい、自分にとって大きな意味を持つ一年となりました。最後に言っておきたいことは、遊ぶことも大切ですが、何もしない大学生活にするのではなく、自分が将来何をしたいかを考え、それに向かってがんばって欲しいということです。それでは悔いの残らない大学生活を送ってください。
ソフトボール大会にて
(筆者最後列中央)
生物生産学部
学生生活を振り返って
 生物生産学科 分子細胞機能学コース

   住吉 直樹(すみよし なおき)

 僕は、高校時代に故障で部活を三年間続けることができませんでした。そこで学生生活を通して何かやり抜こうと決めました。
 オリキャンに始まり、多くの友達や先生との出会い、豊潮丸で一週間の共同生活を送った乗船実習、そしてサークルにアルバイトなど四年間で様々な出来事がありました。
 しかし、ひと回り大きくなれたと言える事は、サークルで主将を務めたことだと思います。中学や高校とは違い、チームをまとめるだけでなく、保険の申請やリーグ登録などの運営面も自分達の責任のもと行わなければなりません。運営の難しさや責任の重さに悩むこともありましたが、良き仲間に支えられ、最後まで仕事をこなす事ができました。
 四年間、本当にたくさんの経験をしました。どんな環境にあっても目標を持つことが大切なのではないかと改めて感じました。たとえ挫折してもその後には必ず好機があると信じて生活していきたいです。

フェニックスソフトボール大会の後撮影
(筆者前列右から5人目)



大学生活での思い出
 生物生産学科 生物圏機能学コース

   松崎 達郎(まつさき たつろう)

 大学生活四年間で記憶に残ったことといえば、学生実験の時にいつも終わるのが他の人より遅かったことです。「まあ、それも良しとしよう」。というのは、そのおかげで大学院生と仲良くなったりしたからです。特に、配属先となった植物栄養生理学研究室(俗に、植栄)の方々と仲良くなることができました。農場駅伝にも、三年生ながら植栄Bチームのアンカーとして参加し、四年生でも植栄チームのアンカーを務めました。そうそう、農場駅伝についてご存知の方があまりいないと思うので少し説明します。生物生産学部の附属農場で毎年十一月に開催され、農場の中の道路や農場の外の道路を各チーム七名で走ります。なんと、二〇〇二年の第十五回大会で、植栄チームは二位になりました。いい思い出ができ、本当によかったと思います。
 思うようにいかない時が誰にもあるはずです。そういう時、前向きな気持ちを持って過ごすと、いつか必ずそれもいい思い出になると思います。

農場駅伝の後撮影
(筆者前列右から2人目)



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