広報委員会では、本誌の基本的な編集方針と投稿規定を次のとおり定めております。
 本誌に関するご意見、ご要望などをお寄せください。原稿をお待ちしております。

★編集基本方針

1.本学の責任機関の意志あるいは決定された内容の伝達と周知
2.本学の状況についての報道と資料の提供
3.本学にかかわる意見の交流

★投稿規定

1.文字数は二千字以内とします(図、写真は、一枚を二百字と換算)。原稿は、原則としてテキストファイルのフロッピーディスク(メールでも可)に記入し、ハードコピーと図表を別途添付してください。
2.本文には、四百字程度で小見出しをつけてください。
3.原稿は原則として掲載します。ただし、特定の個人及び団体を誹ぼう中傷する原稿または本誌の目的や性格に照らして不適当と思われる原稿は、掲載しません。
4.採否は広報委員会で決定します。
5.提出された原稿は、掲載の有無にかかわらず、返却いたしません。



編集後記

 阪神タイガースが十八年ぶりにリーグ優勝を果たした九月十五日に、これを書いています。リーダーと組織の関係がうまくいくと、かくまでも生まれ変わるものだというお手本を見ているような気分です。大学という組織が生まれ変わるためには、法人化がなければならないのでしょうか。
 国立大学法人化を扱った今回の特集は、字ばっかりになってしまい、読みやすいビジュアル化路線をめざしていたフォーラム編集委員会としては、忸怩たるものがあります。おもしろくなさそう、読む気がしないといった、拒否反応を示す読者の声が聞こえてきそうです。特集テーマを法人化でいくと決めた時から、写真とカットは無理、せいぜい図表と見出しで読みやすくするしかないだろうと予想できました。そして、出来上がりはご覧のとおりです。しかし、ユーザー、つまり読者にわかりやすく解説するという基本姿勢は堅持したつもりですので、是非目を通してください。
 法人化特集は次号も続き、学長インタビューをはじめ、広大固有の取り組みを扱う予定です。それに対し、本号は全国立大学に共通するいわば総論部分を扱いました。(ただし、WG座長執筆部分は、広大でのこれまでの議論にも触れています。)法人化後の組織運営の部分の解説の執筆者選びで難航し、最終的に法学部に所属する私が引き受けました。夏休み前半の一か月をもっぱら勉強に当ててしまっため、九月に入ってからもなかなか夏休みの宿題が提出できず、周囲をやきもきさせました。それほど書きにくい原稿でした。最終稿については、問題点の指摘がないとか、批判的視点が不足しているという意見もあるでしょうが、それも承知の上で、できるだけ条文に即した解説に徹し、現行制度との違いを浮かび上がらせるという姿勢を貫きました。法人はいわば人為的な「人」ですので、ロボットの組み立てと共通の部分があります。いい体にいい頭脳を組み込めば、いい動きをするのです。
 (広報委員会委員長 平野敏彦)



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