寄せられたモニターの方々からの意見は、学外四、学生七、教職員十七の計二十八件でした。

◎特集「情報共有をめざした電子化の動向」
 八月号の特集では、とくに学生情報システム「もみじ」を中心に電子化の動きを紹介しました。全体的な意見としては、企画自体は良いが、わかりにくいという感想が目立ちました。学外モニターからは「便利になったものだ」というご自身の在学時との比較からの意見と、「部外者としては読む気になれない」という企画のまとめ方に対する注文とに分かれました。学生モニターからの意見も、「『もみじ』の全体構想がよくわかった」というものが多かったのですが、一部には「字が多くて読む気がしない」というものもありました。教職員モニターからの意見は、上記の他に、「セキュリティー問題が気になる」という心配と、「すべてがオンライン化していくことに抵抗感がある」という電子化に対する本質的な疑問もありました。いずれにしても、「企画は役に立った」が「もっと視覚的に分かり易くする工夫」を求める声が多く寄せられました。

◎興味深かった記事など
 「留学生の眼」と「フォーラムギャラリー」と「小耳を拝借」の三つが特に印象深かったようです。「留学生の眼」は「食文化の違い」が面白く、「フォーラムギャラリー」は「ストレスが癒やされる」ような写真の美しさに引かれ、「小耳を拝借」は「知られざる広大の一面」として農場の牛乳の話は興味深かったというものです。この他に、「開かれた学問」の「アメフラシ」の記事も「身近な」生き物の「意外性」が注目を引いたようです。

◎表紙について
 六月号に続いて、ユニークな活動をしている学生にスポットを当てたものですが、「雑貨屋」の表紙は記事(「行動」)も含めて好評でした。これに関係して、「広大生の活動を特集して欲しい」という意見が複数ありましたし、「サークル活動の特集」についての要望もありました。

◎その他の意見
 特集についての要望として、上記の他に、「女性教官の活躍」に焦点を当てたもの、「広大が果たしている社会的役割・貢献」をまとめたもの、「起業特集」、「法人化後の大学」(「大学改革」、「教養的教育の改革」、「法科大学院」なども)、「学生生活に役立つ」内容をまとめたもの、「キャンパス周辺の環境問題」の現状と対応について、「学内ホームページを紹介」したもの、「退職教職員へのアンケート」で現況を紹介したもの、「大学主体で実施している調査・研究」を紹介したもの、「新入生および学部生の学力」に関するもの、などがありました。
 その他の記事として、「広大OBから」の様々な記事、「時事問題を広大教職員が解説」したもの、「ひと言もの申す」欄を作り「公徳心を育てる」ような意見の記事、などの要望がありました。
(F)


広大フォーラム2003年10月号 目次に戻る