新しい土地、初めてのひとり暮らしなど慣れないことがいっぱいのこの時期です。先輩達が、自分の身の回りにあったトラブルを教えてくれました。トラブルにはあわないのが一番。自分で気を付けてトラブルを回避しましょう。

◎交通事故 
 ・
友人がバスにはねられた。出血が多く、一時はどうなることかと思われたが幸いにして今は元気になっている。交通事故やアルコール中毒など、つまらないことで人生は簡単に台無しになってしまうので気を付けよう。
同じ学科の学生が交通事故で亡くなった。その人は特に将来の夢などを語る人だったので、その夢もろともその人自身が姿を消した。自分は自分だけのものではない。その人は濃い霧による事故だったが、飲酒運転は特に危ないので絶対にしてはいけない。
  睡眠不足、飲酒後など運転を避けるべき時は絶対に運転しない、そして周りの人も運転させないようにすることが大切です。万一事故を起こした場合はかなりの負担を強いられるので、任意保険には必ず入っておきましょう。また、東広島の冬は路面が凍結したり雪が降ったりするので、スタッドレスタイヤあるいはチェーンは必需品です。原付や自転車、歩行者の場合も、被害にあわないよう十分注意しましょう。



◎お酒 
 ・
1年生の時サークルでたらふく飲まされた後自転車で帰っていたら突然意識を失って顔から地面に落ちた。
友達がウイスキーの一気飲みで意識を失い、失禁し、吐いた。見ていて怖かった。いくら先輩だからと言って何でも言うことを聞かなくてよいと思った。
お酒を一度に大量に飲んで体が痙攣した。本当に死ぬかと思った
  自分の飲める量を知っておき、他人に強いられてもきちんと断る、周りの人も無理に飲ませないということが大切です。一気飲みで事故になった場合、飲ませた周りの人達も刑事責任を問われることがあります。


◎痴漢 
 ・
夜1時頃、暗い中を家へ帰る途中襲われそうになった。とにかく女の子は夜遅くなったら一人で帰らない、帰らせない。自分は大丈夫だと思っていても女性は「性」の対象であることを決して忘れてはならない。自分の身は自分で守らないと後で泣いてもどうにもならない。
ブールバールで下半身裸のおじさんに追いかけられた。まだ明るい夏の19時頃痴漢にあった友人もいるので、時間に関係なくブールバールは危ないと思ったほうがよい。
  特に女性は人目につかないところを一人で通行するのは避けるべきです。また、防犯ブザーなどいざという時のために身を守るものを携帯しておきましょう。


◎宗教の勧誘、キャッチセールスなど 
 ・
友人が宗教の勧誘に乗ってしまい合宿にまで参加して2〜3万とられた。他の人の助けを借り、何とか脱出した。勧誘は学内でもしているので注意。
訪問販売で「インターネットのプロバイダ契約をしたらおまけがついてくる」と言われ契約したが、結局自分でおまけの分も払っていることになっていて、払いきるまで解約できないと言われた。(30万円)
大学に入学したばかりの頃、学内で「アンケートに答えてください」と言われ安易に住所と電話番号を記入してしまったばかりに、資格専門学校からしつこく電話がかかってきて困ったことがある。それ以来簡単に住所や電話番号を記入しないようにしている。
  宗教の勧誘やアンケートは、「忙しい」などと理由をつけて話を聞かずにすぐ立ち去ることが重要です。「おかしいな、変だな」と最初に思った場合、ほとんどの場合は「おかしい」ので、最初の「カン」を大切に!


◎一人暮らしでのトラブル 
 ・
家の水質検査を装って家に上がり込み、襲いかかられたことがあるという話を聞いた。
風呂をのぞかれた。窓が廊下側についていたり高さがのぞける位置にあったりする時には目隠しシートを購入すべき。すりガラスでも安心してはダメ。
  インターホンが鳴っても知り合いかどうか確認するまでドアを開けない、宅配便などは時間指定にする、下着は外に干さないなど、一人暮らしでは自己防衛することが大切です。


◎野犬 
 ・
田口の坂道で先輩がバイト帰りに自転車をこいでいたら、野犬に追われ、囲まれ、転倒し、足をすりむいた。
寮の10号館に帰宅途中いきなり野犬がほえて走ってきたので私も慌てて逃げた。なるべく一人で暗いところには行かないほうがよい。
  下手に逃げようとしたり怖がったりすると余計追いかけられるので、野犬を見つけてもあまりびっくりしないほうがよいです。それから、野犬には絶対にエサを与えないようにしましょう。


日頃から友達や先輩、先生などとトラブルについて話をし、被害を防ぐための知識を身につけておきましょう。万一何かトラブルにあった場合は所属学部の教務・学生担当係まで必ず届け出てください。

※このページは「広大生100人に聞きました」のアンケート結果をもとに作成しました。


広大フォーラム2003年4月号 目次に戻る