◎特集「広大のユニーク先生」について

 六月号の特集では、ユニークな先生を各広報委員が人選し、紹介記事を執筆するという企画で、十学部から十人のユニーク先生が紹介されました。「ユニークさ」の評価については個人差があるでしょうが、企画自体はきわめて好評でした。教職員モニターからは「他学部の先生を知るいい機会になった」、「他学部の様子が見えた」など、部局を超えた情報提供についての評価が高い意見が目に付きました。学生モニターからも「ふだん接点のない他学部の先生の研究内容を知ることができ、興味深かった」という意見がある一方、「習っている先生の意外な一面が知れた」、「知ってる先生だと読む気になる」という身近さがポイントだという意見もありました。「今後も続けて下さい」、「学生が選ぶユニーク先生の特集を」、「『ユニーク○○』としてシリーズ化して下さい」など、同種の企画を要望する声が多く寄せられました。他方では、「スペースが少なくてユニークさが伝わってこない」、「書き方に統一がない」などの注文もありました。

◎興味深かった記事など
 「留学生の眼」と「小耳を拝借 広大構内に蛍!?」が特に興味をひいたようです。モニター意見が大きく分かれたのが前学長執筆の「サタケメモリアルホールはこうして実現した」でした。「裏話がおもしろかった」、「プロジェクトXのようで、興味深かった」という意見と「個人よりは組織の苦労が述べられるべき」という意見がそれぞれの代表です。

◎表紙について
 けん玉の赤とけん玉サークル会長の学生のモノトーンの写真で構成された表紙については、「インパクトがある」、「アップは印象的だ」という意見と「特定個人の写真より裏表紙のような集合写真がいい」という意見に分かれましたが、けん玉についての記事をすぐ読んだというモニターが多かったようです。「ユニーク先生特集にユニーク学生の表紙は面白い」との意見もありました。

◎四月号についての一年生アンケートの結果
 現在のモニター学生は二年生以上なので、今回初めて一年生を対象に新入生歓迎号についてのアンケートを実施しました(三百枚配布、二百枚回収)。四月号を読んだ学生は四割でしたが、キャンパスマップは回答者の七割の新入生が、特に役に立ったものとしてあげていました。「これで単位はわかったぞ」、「こんな時、どこに行けばいいの?」など公式ガイダンスではわかりにくい部分の説明が高く評価されていました。ただ、入学式に袋詰めにして学生全員に手渡すという配布方法のため、他の各種配布物と混じってしまって目を通さなかった学生も多いようで、今後の検討課題です。
(H)


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