僕を紹介する際に標題の言葉を使って下さった先生がおられました。S.ウルマンの詩「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う…年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる…」が心に蘇えりました。僕は61歳で、香港・中国で展開していた合弁会社の社長を最後に定年退職しました。それまでの約40年間、ある大企業に所属し数多くのチャレンジを経験できました。全戦全勝では決してなかったと思いますが、そのつど全力投球はしてきた積もりです。わけても、若い課長時代に任せられた、ある会社の再建のための挑戦・成功体験が、その後の「持続する活力」の源泉になっていることに気付きます。今、改めて、どれだけ一心不乱に目標に挑戦するかが、とても大事に思えます。若い諸君には、是非進んで苦労を積んでいただき、大小を問わず成功体験を積み重ねて欲しいと思います。その体験が、きっと持続する活力を生み出してくれる筈です。
( 大学院教育学研究科言語文化教育学専攻日本語教育学専修博士課程前期2年 武田家宜)
*今年度の表紙では、「元気」「活力」「挑戦」などをキーワードに生き生きと活動している学生や教職員を取り上げていきます。今回は、フェニックス入試で博士課程前期に入学後、企業での経験を活かし広大生の就職面接指導でもご活躍の武田家宜さんの登場です。武田さんのインタビュー記事は33ページをご覧ください。