教育研究評議会だよりを読む

10/4      大学院理学研究科
 第七回 林忠四郎記念講演会を開催

講演する佐藤文隆氏
 湯川記念財団主催の「第七回林忠四郎記念講演会〜宇宙科学の最前線〜」が、十月四日(月)に中央図書館ライブラリーホールで開催されました。
 この講演会は、宇宙・星・太陽系について長年研究されてきた林忠四郎先生(京都大学名誉教授)が一九九五年に京都賞を受賞されたのを記念して、各地の大学で年に一度開催されることになっているものです。今年は、井上一氏(宇宙科学研究本部教授)及び佐藤文隆氏(京都大学名誉教授、甲南大学教授)が、それぞれ「ブラックホール天文学の進展」、「ビッグバン宇宙論の提案:一九五〇年林論文の貢献」というテーマで講演され、宇宙に興味のある学生及び教員約百人が熱心に話に聞き入っていました。
 講演会後には、学士会館レセプションホールにて懇親会が行われ、集まった人々は講師を交えて楽しく有意義な時間を過ごしていました。

10/12      社会連携部
 「広島大学リエゾンフェア2004 in 東京」盛会裡に終了

来場者でにぎわう本学展示ブース
 十月十二日(火)、東京都立産業貿易センター浜松町館において、「広島産学官連携フェア〜広島大学リエゾンフェア2004 in 東京」が開催されました。
 展示ブースでは、本学の特徴ある技術シーズ32件、特別ブースではシリコンヒルズ構想や社会連携推進機構の展示と紹介が行われ、首都圏の企業・研究機関・団体などから550名を超える参加者がありました。プレゼンテーション会場では、社会連携推進及び産学官連携に関する基調講演に続き、ベンチャー及び共同研究成功事例の発表があり、多くの方々が熱心に聞き入っていました。
 本フェアの最後に設けたられ交流会は、約150名の参加者で溢れ、活発な意見交換が繰り広げられました。

10/13      社会連携部
 マイクロソフトと協力関係を確立

握手する牟田学長(右)とマイケル
 ローディング代表執行役社長
 本学とマイクロソフト株式会社(東京都渋谷区)は、すべての人々がIT(情報技術)の利便性を享受し、快適で豊かな生活を送ることができる情報社会の実現に向けて、次代の情報社会を担う人材育成を推進するため、協力関係を確立、さまざまな共同活動を実施することで合意し、十月十三日(水)に覚書を締結しました。
 調印式は東京のホテルニューオータニで行われ、本学からは牟田学長が、マイクロソフトからはマイケル ローディング代表執行役社長が出席されました。

10/5〜7      広島大学大学祭実行委員会
 第五十三回広島大学大学祭を開催

自転車のパフォーマンスに魅了
される観客(スペイン広場)
 十一月五日(金)から三日間にわたり、東広島キャンパス総合科学部周辺において第五十三回広島大学大学祭が開催されました。今年のテーマは「ぐんグンGUN」。一日ごとに設定されたサブテーマに合わせ、装飾、企画等が行われました。一日目は「ハロウィン」でお菓子がまかれ、二日目は「花と風船」で観客と一緒に願いを書いた手紙をくくりつけた風船が飛ばされ、最終日には「日本の祭」にちなんでつきたてのお餅が配られ大好評でした。また、大学祭のために設置された「ふぇにっくす神社」には賽銭箱が置かれ、寄せられた賽銭は、大学を通じて新潟県中越地震の被災者の方に寄附されました。
 天候にも恵まれ、会場は延べ七千人の来場者でにぎわいました。エンディングには花火が打ち上げられ、大盛況のうちに幕を閉じました。

11/10      大学院教育学研究科
 第十三回ペスタロッチー教育賞中野 光氏に

講演される中野光氏
 人類の教育者と呼ばれたH・ペスタロッチーを記念する教育賞の第十三回受賞者に、日本生活教育連盟委員長・日本子どもを守る会会長の中野光氏が選ばれ、十一月十日(水)に教育学部大講義室で表彰式並びに記念講演が行われました。
 牟田学長(実行委員長)から、中野氏の教育研究はペスタロッチーの精神を日本の教育実践の中で新たに捉え直したものであること、また、氏の実践活動は戦後日本の子どもの生活や権利を守る運動を先導し、広範で高い成果をあげていることが紹介され、表彰状、ペスタロッチー胸像並びに副賞が贈呈されました。
 続いて行われた記念講演の中で氏は、三百五十人余の参加者が集まる中、いかなる状態でも絶望せず希望を持ち続けたペスタロッチーの教育精神を日本の教師たちのものにする必要性を訴えられました。また、若い教師は「若さ」が力であり、真剣に子どもと向き合えば、未熟であっても子どもが教師を育ててくれると、教師を目指す学生たちに説かれました。

11/13〜14      霞祭実行委員会
 第三十七回霞祭を開催

金メダリストの谷亮子選手、阿武教子選手と
 十一月十三日(土)〜十四日(日)に霞キャンパスで「Comfortable〜laugh&peace」というテーマのもと、第三十七回霞祭が開催されました。
 模擬店・フリーマーケットやステージ企画、展示や演奏会、公開授業などの企画が行われ、多くの人が訪れました。また、霞祭と共催する形で開催された医学展では、救急救命法や腹部エコー・血圧測定などの体験コーナーに多くの方が集まり、医学・医療を通じて学生と来場者間の交流の場とすることができました。また、霞キャンパスの全学科・専攻の学生による進路相談会も行われ、医療系の進路を考えている高校生に好評でした。

11/22      人事部
 事務職員永年勤続者を表彰

平成16年度永年勤続者表彰被表彰者
 平成十六年度広島大学事務職員永年勤続者表彰式が、十一月二十二日(月)に行われ、次の十九名に表彰状及び記念品が授与されました。  (敬称略)

学術部 中尾健二
図書館部 山根 博
情報化推進部 植木 昭・佐々木浩
財務部 岩谷 功・小畑修司
人事部 新本陽一郎・今田隆善

病院
 杉村美由紀・原田文子・金澤紀代子・
 谷野順子・大石涼子・大谷真由美・
 坂本佳銘子・永井圭子・水木明美・
 伊藤義広
技術センター 石飛義明



寄附金
  財団法人広島大学後援会
病院
 坂 本 晃 一(香典返し)

学外の方
 福 本   正(一般)


「第4回 広島大学同窓会大会」のご案内
および
「広島大学同窓会ドリームチャレンジ賞」の募集案内


 広島大学同窓会では、「第4回 広島大学同窓会大会」を開催し、「学生に活力」を与えることが大学を支援することになると考えて「広島大学同窓会ドリームチャレンジ賞」を企画いたしました。学生から、学術・文化・スポーツ等の分野で夢のある提案を募集し、活動資金を支援いたします。同窓生のより多くの大会への参加と学生諸君の多くの意欲的な提案を期待しています。「同窓会大会」、「ドリームチャレンジ賞」の概要につきましては下記のとおりです。



第4回 広島大学同窓会大会
日  時  平成17年1月28日(金) 18時30分〜
場  所  リーガロイヤルホテル広島 ロイヤルホール
会  費  10,000円
寄  附  1口 10,000円

広島大学同窓会ドリームチャレンジ賞
応募資格  広島大学の学生(学部・大学院)
対  象  課外活動の振興、教育研究活動、教育研究環境の整備に関する提案
奨 励 金  1件につき10万円〜200万円
応募締切  平成17年 5 月31日

問い合わせ先
第4回広島大学同窓会大会事務局
〒734−8551 広島市南区霞1丁目2−3(大学病院内)
Tel & Fax (082)256−7381
E-mail dousou@hiroshima-u.ac.jp
HP http://home.hiroshima-u.ac.jp/dousou/index.html



広大フォーラム2004年12月号 目次に戻る