留学生センター、留学生課、そして、日本人学生と留学生の国際交流ボランティア団体である国際交友会(IAHU)主催で、平成十五年十一月十一日(火)に留学生と日本人学生、教職員が気軽に立ち寄って異文化を理解し交流する場として「インターナショナルティータイム」を広大生協北二食堂で開催しました。片岡留学生センター長や佐々木工学研究科長も参加し、国名、氏名等を記入したカードを首にかけ、留学生と日本人学生が積極的に交流を楽しんでいました。
 「インターナショナルティータイム」は、東広島キャンパスと広島市内の霞キャンパスにおいて春と秋、合計年四回開催されています。今回、東広島キャンパスでの「インターナショナルティータイム」に参加した学生に感想を寄せてもらいました。

文・藤井 裕子
(FUJII, Yuko)
 法学部三年

・渡部 祥代
(WATANABE, Sachiyo)
教育学部三年
(ともに広島大学国際交友会)


挨拶をする片岡留学生センター長と参加者たち
 私たちがインターナショナルティータイムに参加したのは、IAHUという留学生と交流するサークルに入っていることがきっかけです。多様な国籍の留学生たちと話をするのは大変おもしろいです。日本語が話せない人であれば、片言の英語をあやつり、中国人となら、時には漢字を使って会話をします。IAHUはそんな留学生たちの中でもっと日本人と交流をしたい、という人と一緒にいろんな体験をし、交流を深めています。IAHUの活動を通じて日本人と留学生が仲良くなっていくとき、私たちは、異文化交流とは日常の積み重ねの延長であると感じます。異文化交流というと、私たちは何か特別なものと考えてしまいがちですが、特別に難しいことではないのです。
 このティータイムは、日本人と留学生に出会いを与えてくれる一つの場であると思います。私たちは、その出会いを見つけるために毎回ティータイムに参加しているのかもしれません。


文・蘇 夢
( SU, Meng )
 教育学部日本語・日本文化研修留学生
 


交流を楽しむ留学生と日本人学生たち
 留学生センター長の挨拶でインターナショナルティータイムが始まり、数多くの世界各国からの留学生や日本人学生が気軽に参加して、軽食を楽しみながら、いろいろな話をしました。とても賑やかなパーティーでした。
 そんな中で印象に残ったのが、入口で受け付けをする広島大学国際交友会のメンバーからもらった自己紹介の紙でした。その紙に自分の名前、国籍、自分がどんなタイプの人かを大きな字で書きました。みんなお互いわかりやすいように工夫しました。この紙はお互いに話し合い、知り合うのにとても便利で、楽しく、役に立つと思いました。
 このようなパーティーは私にとって初めてで新鮮でした。話し込んでいて、知らず知らずのうちに二時間が過ぎ、少し時間が足りないという感じでした。このパーティーを通して、各国の留学生と交流することができ、視野が広がり、新しい友達もできました。できればこのような機会をもっと提供して欲しいと思います。
(原文・日本語)


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