二月号の特集は、毎年恒例の卒業生・修了生・退職者の特集号でした。意見を寄せられたモニターは十四人(学外者三人、学生三人、教職員八人)でした。 ◎「T 卒業生・修了生からのメッセージ、U 退職者からのメッセージ」について 「各々の人生なり生き方なりが表現されていて興味深かった」、「退職者の重みのある言葉には感動しました」、「知っている方のメッセージは感慨が深い」等おおむね好評で、全体として「この時期にはこの特集がぴったりで、これからも続けていただきたい」という声に集約されるようです。もっとも、「一人分が短くものたりない」、「学長の言葉が両方にあるのはいかがなものか」等の意見もありました。さらに、「写真がバラエティーに富んでいておもしろかった」という意見がある一方で、「ページ構成が単調で、同じパターンが十ページも続くのは、ビジュアル的につらいし、もったいない」という指摘もありました。 去る者のメッセージに対して送る者の言葉はわずか半ページでしたが、警備員や生協職員からの言葉は新鮮な印象を与えたようで、学生スタッフのアイデアが光った企画でした。 ◎興味深かった記事、おもしろかった記事について 二月号では、ビジュアル面でアピールした二つの記事に集中しました。一つは、「フォトエッセー」の「汗かきとじんましん」で、特にマダニの成虫の写真は「なかなか忘れられない」という意見がありました。もう一つは、「フォーラムギャラリー」の「賀茂台地の四季」です。西条周辺の風景を描いてこられた景山さんの作品群ですが、「ホッとさせられるページ」、「心が暖かくなる絵」、「素敵な絵」と読者に感銘を与えています。 ◎その他の意見 二月号は卒業生・退職者の体験談など、話し言葉でつづられている記事が多いので、「全体的に読みやすい」という読後感をもったモニターが多いようです。ただし、特集では「自分に関連する部分しか読まないので、正味、読んだ部分というのは限られています」という意見もありました。 平成十五年度の学生を主役にした表紙は、「若々しさが出ていてよい感じです」というように、毎号、好感をもって受け入れられていますが、各号の特集の内容とリンクさせた表紙のほうがいいのではないかいう意見もありました。 |
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