あなたは東広島市に来てどのような印象を受けましたか?
 このコーナーでは、東広島市内の主な公共機関で働く人たちに歓迎のメッセージやアドバイスを伺ってきました。次ページの市役所と警察からのお知らせと併せてチェックして、これらの施設・サービスを有効に利用してみませんか。皆さんの快適な学生生活作りを応援しています!!




 ついこの間まで私自身も大学生で、駅を利用する立場だったため、利用者の視点から駅をよりよくしていきたいと思っています。その手始めとして、昨年6月に広島大学経済学部の学生さん数名と一緒に、経営学の面から駅にアプローチし、構内のディスプレイを改造するなどの工夫を加えてみました。皆さんにも学問を学ぶだけでなく、それをぜひ実践し、若いうちからどんどん自分の潜在能力を開花させていけるようになってもらいたいですね。
 西条駅を、単なる通過点としてではなく情報発信ができる場所、人が自然と集まってくるような場所としてもっと活気のある駅にしていきたいと思います。旅行相談コーナーも設けていますので、気軽に駅を利用してくださいね。



 東広島市に引越しされると、市役所で最初に行うのが住民票の異動手続きです。本市では土日も利用できる証明用自動交付機を設置しています。また、市役所では悪徳商法や法律に関する相談窓口も設けており学生の方も利用できます。
 本市は、学生が多いという特色があり、新入生に一部ずつ配布される「ぐるりマップ」の編集や、過去には下見学生街の街づくりを学生・地元住民・市とで行うなど、学生の皆さんの意見を取り入れた取り組みを行っています。
 学生の皆さんには早く住民登録の手続きを終え、「東広島市民」としての自覚をもっていただきたいと望んでいます。そして、生活の拠点となるこの緑豊かな田園風景や自然にも目をむけてみてはいかがでしょうか。



 大学附属図書館との違いは、一般書を中心に取りそろえていることです。特に広島県や東広島市の郷土資料収集に力を入れています。月に二度、一般向けに昔の映画も上映しています。サンスクエア東広島内の図書館では、児童書を中心にそろえています。子どもへの読み聞かせや、本の修理のボランティアへの大学生の参加も大歓迎です。大学から一山越えて来るのは結構大変ですが、ぜひ図書館を活用してみては…。私も広島大学出身ですが、学生時代が懐かしいですね。大学は自ら勉強するところです。4年間よく学び、よく遊び、悔いのない大学生活を送ってください。また一市民の立場からは、近所の人との交流も深めていってほしいと思います。



 東広島には、酒蔵通りや県内最大の前方後円墳である三ッ城古墳をはじめとする歴史的名所や、季節に応じた行事などがたくさんあります。春には三永水源地を開放するので、桜や見事な藤棚も見られますし、夏には「盆おどり大会」、秋には東広島で最も有名な祭りである「酒まつり」が開催されます。どれも地域に密着したイベントです。また、毎月10日にボランティアガイドによる「てくてくガイド」が行われています。無料で酒蔵通りを案内してもらえます。そういうボランティアガイドの養成講座に参加されている広大生もおられますし、広島大学の卒業生で東広島アザレアフェアリィ(旧称ミス東広島)として活躍されている方もおられます。こういった情報は、観光協会のホームページや東広島市の広報誌に随時掲載していますので、興味を持ったものにはどんどん参加して、地域とも積極的に交わりながら大学生活を送ってください。



 広大前交番では、昨年9月から新しく2人の女性警察官が加わりました。東広島市では、残念ながら事件・事故が少ないとは言えないのが現実です。特に事故では広大生の割合も高くなっています。現在、広島県民総ぐるみ運動として「減らそう犯罪」の呼びかけを行っていますが、犯罪を減らすためには発生源をなくすための各自の対策が重要な鍵となります。例えば自転車に鍵を2つ付ける、原付に鍵を付けっぱなしにしない、2階でも窓やドアに鍵をかける…等は当然のこととして実践して欲しいと思います。私たちも時々女子大生が深夜に一人で出歩くのを見かけ冷や冷やすることもあります。「自分は大丈夫」という甘い考えを捨てて、安全で快適な大学生活をエンジョイしてください。広大前交番は大学の目の前にありますので相談事などがあれば気軽に立ち寄ってください。



 年間を通して広大生にはよくご利用いただいています。でも、郵便局にお得なサービスがあるのはあまり知られていないようです。たとえば、キャッシュカードは一つの口座につき2枚持てます。一つを両親に、自分が通帳とカードを持つと印鑑の照合等の際に便利です。長期休暇の間など、自宅を長期間留守にする場合、申し込みいただくと1か月以内なら、局内で手紙、小包を保管できます。また、郵送したい小包は自宅まで取りに伺いますので連絡してください(※)。学内に郵便局がある大学はあまりありません。郵便局をより身近に感じ、気軽に足を運んでください。

※自宅の郵便番号が739−00▲▲の人は安芸西条郵便局(TEL:082−422−3327)へ、739−01▲▲の人は八本松郵便局(TEL:082−428−2333)へ。



 ひろしま国際プラザでは、JICAや広島県が受け入れた開発途上国などからの研修員への技術研修や日本語研修の実施、NGO(民間援助団体)活動の支援等を主に行っていますが、一般の学生さんでも、国際交流・協力をテーマとしたものであれば、研修室の利用は可能ですし、クッキング交流室や体育館、グランドで料理やスポーツを通した研修員との交流も行っていただけます(施設によっては予約・使用料が必要)。館内の情報センター、図書館では、10か国以上の言語の雑誌や新聞、NGOに関する豊富な資料を見ることができます。また、毎週水曜日の夜にはロビーイベントやミニコンサートを開催していて、企画段階からの参加もできます。JICAやNGO等、国際関係の事業に興味がある人はぜひ一度足を運んでみてください。


広大フォーラム2004年4月号 目次に戻る