広島大学総合科学部創立30周年
記念シンポジウム及び公開講座のお知らせ
文・佐 竹  昭

( SATAKE, Akira )
広島大学総合科学部創立
30周年記念事業実行委員長
総合科学部教授
 総合科学部は、学際・総合領域の研究・教育をめざして文・理双方の学問分野を兼ね備えた学部として昭和49年6月に発足、今年で30周年を迎えます。本学部ではこれを記念して広島大学におけるシンポジウムや県内各地での公開講座を企画しました。いずれも無料となっておりますので皆様には是非お出でいただきたく、お知らせいたします。


21世紀の文明と環境−「総合科学」の課題と可能性−
パネリスト 阿部謹也氏(ヨーロッパ中世史、一橋大学名誉教授)
瀬名秀明氏(作家、薬学博士)
長谷川眞理子氏(生物行動学、早稲田大学教授)
佐藤正樹(ドイツ文学、本学総合科学部長)
 司会 加藤 徹(中国文学、本学総合科学部助教授)

 
現代の「文明」と「環境」はかつてない難問をかかえ、その重圧に苦しんでいます。そうした諸問題の認識と解決に立ち向かう「総合科学」の課題と可能性について、斯界の方々をお迎えし、シンポジウムを開催いたします。阿部謹也氏は、ヨーロッパ中世史の視座から日本の社会に鋭いご提言を続けておられ、瀬名秀明氏はホラー小説・SF小説・科学エッセーなどでご活躍の新進作家、長谷川眞理子氏は性と動物の進化について新しい分野を切り開き、科学と人間・社会との関係、科学者の責任についても提言されています。

開催日時 : 平成16年7月3日(土) 13:30〜16:00(開場12:30)
場  所 : 広島大学サタケメモリアルホール(600名・入場無料)
お申し込み: 当日上記定員まで先着順でご入場できます。ただし、前もって総合科学部ホームページ上からお申し込み頂いた方にはお席を確保いたします。



@4月17日(土)より6回 「韓国の文化・経済・環境・政治を知ろう」
 講師:李東碩ほか  場所:広島市まちづくり市民交流プラザ(50名)

A5月26日(水)より8回 「ことばを通して時代と社会を読み解く」
 講師:吉田光演ほか 場所:東広島市サンスクエア東広島(40名)

B5月29日(土)より4回 「海−へだてるものと結ぶもの−」
 講師:佐竹昭ほか  場所:尾道市しまなみ交流館(72名)

C7月24日(土) 「オリンピックの歴史―古代オリンピックと近代オリンピック―」
 講師:楠戸一彦   場所:三次市福祉保健センター(100名)

D10月7日(木)より6回 「現代社会のリスクを問う」
 講師:岩永誠ほか  場所:東広島市サンスクエア東広島(70名)

E10月7日(木)より8回 「スクリーンを通して見るアジア」
 講師:三木直大ほか 場所:広島市まちづくり市民交流プラザ(100名)

お申し込み:受講ご希望の方はお早めに往復はがき、または総合科学部ホームページ上からお申し込み下さい。これらはいずれも受講無料です。

お申し込み先、お問い合わせ先:
総合科学部ホームページ
http://home.hiroshima-u.ac.jp/souka/index.htm
〒739−8521 東広島市鏡山1−7−1
総合科学部部局長支援グループ
電話:082(424)6302、6306

 このほか、6月5日(土)には総合科学部で記念式典・祝賀会や総合科学部の前身にあたる旧制広島高等学校関係資料の展示、同12日(土)には歴代学部長座談会、7月3日(土)には学生による「展開研究」発表会等の諸行事が計画されています。その他関連の事業も含めて、随時、総合科学部ホームページでお知らせいたします。



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