評議会だより




 第五〇五回評議会  

 
平成九年十一月十八日(火)

☆(教員選考報告)
文学部
 教 授 狩野 充徳

☆(報告)
一. 歯学部教員選考基準細則の改正について
 広島大学教員選考基準附則第二項の基程に基づいて歯学部の教授、助教授、講師それぞれの選考基準が示された。
 教授・助教授は基礎系と、臨床歴を必要とする臨床系に分けて示された。
二. 医学部とウクライナ医学アカデミー放射線医学センターとの交流協定が締結された。
三. 大学院の理念目標について
  大学院委員会で提案された標記理念について各部局から特に異論がだされなかったのでこれが認められ、大学院学則に載せることとなった。
四. 国立大学協会総会について
  十一月十二、十三日に開かれた同協会で、国立大学の独立法人化に反対する声明を出すことを決定した。この声明に合わせて当面の課題として次のことを決議し、自民党行政改革推進本部に提出した。
 (1) 学長が、全学的な視野から教育、研究の改革ができるようにするため、評議会、学部教授会等大学の組織運営のあり方を各大学において早急に再検討する。
 (2) 大学において教育、研究を活性化し、若手研究者を育成するため、教員任期制の導入を含め、教員任用の方法の刷新を図る。さしあたり任期制を実施できる組織あるいは単位から実施する。
 (3) 入学選抜方法については、すでに指標の多様化がかなりの程度に進んでいるが、今後それを一層進めて学力試験への偏重を避ける。そのためAdmission Officeの設置を文部省に要望する。
 国大協総会に引きつづき、文部省高等教育局長から、平成十年度既算要求主要施策として、大学院最先端設備費を廃止して大学院重点整備設備費を新設し、二十七億円を要求、教育改善推進費(学長裁量経費)を前年比の約四倍増の一四三億円を要求する、などの説明があった。

☆(議事)
一. 附属図書館長選考規程の改正について
  各部局で審議された結果、異議なく、副学長を選考委員に加える原案が認められた。
二. トムスク工科大学との大学間交流協定の締結について
  本誌既報の同大学と理学部との学部間協定に総合科学部が加わり、標記協定の締結が認められた。
三. 本学と放送大学との単位互換協定について
  本学学生が放送大学の授業を履修し、単位を修得できるとする協定が認められ、法・経両学部の夜間主コースで実施される具体的な内容が報告された。

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