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第五十五回中国文化賞
十一月三日、副学長の小笠原道雄教授及び理学部の秋葉欣哉教授がそれぞれ中国文化賞(中国新聞社主催)を受賞した。
小笠原教授は、幼児教育の父フレーベルの研究など、教育哲学・思想史の研究において、また、秋葉教授は、高度な超原子価化合物の生成に世界で初めて成功するなど、先駆的な研究において業績が認められたもの。
事務職員永年勤続者を表彰
平成十年度文部省永年勤続者表彰に係る文部大臣表彰状の伝達式及び広島大学事務職員永年勤続者表彰式が十一月二十日開かれ、次の三十九名に表彰状及び記念品が授与された。
◎文部省永年勤続者表彰
(大臣表彰=勤続二十年、大臣発令十年以上)
総務部 田中 誠一
教育系学部 畑本 勝
理学部等 平本 清司
瀬尾 修
国際協力研究科等 天畠 五三
◎広島大学事務職員永年勤続者表彰
(学長表彰=勤続二十年、本学勤務十年以上)
総 務 部 山下 博司 宮脇 克也
経 理 部 濱沖 俊三 原 義孝
施 設 部 中岡 昇 小掠 静夫
藏田 兼義 宮竹 邦浩
総合科学部 山口 巧
法学部・経済学部
村岡 昌良
理学部等 木船 直人 河内 昭夫
下田 修二
医 学 部 地藏堂 聡 横山 謙治
阿部 弘章 井上 洋子
医学部附属病院
原田 昌子 吉岡 徹典
今谷 妙子 加茂はるひ
木河由紀子 佐々木由紀子
内海日登美 香川 薫
歯 学 部 白根 眞子
工 学 部 松村 務 仁井 雄一
砂田 典明 石原 正文
附属図書館 増元 弘信
附属学校部 水田 徹 原野 克彦
坊垣内正美
工学部の嶋津教授、功労賞を受賞
九月九日、工学部の嶋津孝之教授が、自治体消防功労賞を受賞した。
受賞理由は、広島市防災会議委員並びに「災害に強いまちづくり委員会」副会長としての功績が認められたため。
総合科学部の折茂助手、学会奨励賞を受賞
九月二十八日、総合科学部の折茂慎一助手が、日本金属学会奨励賞を受賞した。
受賞理由は、材料のサブナノ〜ナノメートル級の微細構造と水素化特性との相関を材料科学の観点から解明して、その効果を応用することにより、機能性に優れた新材料を創生し、国内外で高く評価されたため。
工学部の塩谷教授、学会賞を受賞
十月六日、工学部の塩谷優教授が、日本放射線化学会賞を受賞した。
受賞理由は、塩谷教授の行った「反応活性ラジカル種の構造、分子運動および反応性の研究」は、放射線化学研究の進展に貢献するところが大きくその業績が顕著と認められたため。
歯科衛生士学校の中野講師、広島市保健衛生事業功労者表彰
十月十五日、歯学部附属歯科衛生士学校の中野愛子講師が、平成十年度広島市保健衛生事業功労者表彰を受けた。
表彰理由は、多年にわたり保健医療事業を積極的に推進し、公衆衛生の向上に尽くしたため。
経済学部の徐講師、平木教授、優秀論文賞受賞
十月十六日、経済学部の徐祝淇講師と平木秀作教授が第四回中国─日本国際経営工学シンポジウム(ISIM98)優秀論文賞(共同研究)を受賞した。
受賞理由は、論文「部品使用の平準化を考慮した自己完結ラインの投入順序決定方法に関する研究」が経営工学における生産管理分野の理論的、実践面の発展に十分寄与するものであり、独創性に富む研究であると認められたため。
工学部の佐藤助手、学会賞奨励賞を受賞
十月二十二日、工学部の佐藤善之助手が、日本熱物性学会賞奨励賞を受賞した。
受賞理由は、ポリマーのPVT性質について実験・理論の両面にわたる検討により、その推算法を開発し、ポリマー中のガス溶解度について検討を行い従来報告例の限られていた高圧下でのガス溶解度の挙動を明らかにしたため。
先端研の草野助教授、西宮湯川記念賞を受賞
十一月五日、大学院先端物質科学研究科の草野完也助教授が西宮湯川記念賞を受賞した。
受賞理由は、太陽コロナプラズマの理論的ならびに計算物理的研究を通して、太陽フレアにおける爆発的エネルギー解放過程の発現機構を、電磁流体力学的最小エネルギー原理に基づいて説明する理論を構築した業績を認められたため。
附属高校の三宅教頭、教育者表彰
十一月二十日、附属高等学校の三宅重徳教頭が平成十年度教育者表彰で文部大臣表彰された。
これは、国立、公立及び私立の学校(大学及び高等専門学校を除く)の校長、園長及び教員であって、学校教育に関し顕著な功績のあった者の功労をたたえ表彰されるもの。
医病の北村氏、歯病の中田氏、医学教育等関係業務功労者表彰
十一月二十四日、平成十年度医学教育等関係業務功労者表彰で、医学部附属病院放射線部主任診療放射線技師の北村勝氏と歯学部附属病院歯科衛生士の中田二三江氏の両氏が文部大臣表彰された。
これは、国立、公立及び私立の大学における医学又は歯学に関する教育、研究もしくは患者診療に係る補助的業務に関し顕著な功労のあった者を表彰することにより、関係職員の士気を高揚し、もって医学又は歯学教育の充実向上を図ることを目的としているもの。
第七回「ペスタロッチー教育賞」は黒柳徹子氏に決定
今日の困難な教育状況の中で真摯な実践を積み重ねている個人、団体を顕彰する「ペスタロッチー教育賞」(広島大学教育学部主催、広島地域社会研究センター・中国新聞社後援)の第七回受賞者に、女優のほか多彩な活動で知られる黒柳徹子氏が選ばれ、十一月九日学内外に発表された。
受賞理由は、氏の十五年間にわたるユニセフ親善大使としての活動で、戦争や貧困に苦しむ世界の子どもたちの中に飛び込み、愛と励ましのメッセージを送り続けたこと。また、限界状況の中で今まさに援助を必要としている子どもの存在を、日本の多くの人々の心に痛切に訴えかけたことにある。これらの活動が孤児や貧児の救済に一生を捧げ、そのための社会改革を志した十八─十九世紀スイスの教育者、ペスタロッチーの精神を今に体現するものとして高く評価された。
なお、表彰式並びに記念講演は、十二月二十八日(月)午後三時三十分から教育学部大講義室(C二○一号教室)で予定されている。
(問合せ先、教育系学部庶務係=内線六七○六・教育哲学研究室=内線六七三二)
工学部教育顕彰
工学部では、若手教官を対象とした工学部教育顕彰制度を平成七年度に創設し、優秀教官の顕彰を行っているが、このほど平成十年度の顕彰式を行い、六名の教官に顕彰状と助成金を授与した。
今年度受賞者は次の六氏。
第一類(機械系) 助教授 西田 恵哉
第四類(建設系) 助 手 有尾 一郎
助 手 高畑 洋
助 手 尾崎 則篤
共通講座 助 手 荒井 正純
機能性材料学講座 助 手 加藤 雅彦
なお、受賞した六氏は、日本工学教育協会主催の工学・工業教育に関する研究講演会(十一年七月開催予定)において研究発表を行う予定。
顕彰式
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名誉教授の会開催
十一月五日、本学の創立記念日に合わせて「名誉教授の会」が事務局会議室で開催された。
名誉教授への大学の近況報告と親睦を深めるため開催したもので、今回で三回目。
附属図書館で特別集書や施設を見学した後、会合、懇親会が行われた。
会合においては、来年予定されている創立五十周年記念事業に対する名誉教授の会としての取り組みが話し合われた。引き続き、原田学長から大学改革等の近況報告と「二十一世紀の教育を考える」と題した特別講演が行われた。
頼實元学長をはじめ五十四名の名誉教授が元気な姿を見せ、続いて行われた懇親会では、原田学長をはじめ各学部長、西村事務局長らの現職を交え、和やかな雰囲気の中、旧交を温めた。
図書館へ向かう名誉教授
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附属病院病棟改築スタート
十一月二日、梶山医学部附属病院長は、記者会見を行い、病棟の改築計画の概要を公表した。
老朽化し狭隘となっている現在の病棟の改築予算の一部が、今年度の第一次補正予算で認められたもので、医学資料館南側付近新病棟を建設し、完成後、現在の西病棟は取り壊す。
来年三月の着工を目指し、現在設計中であるが、新建物の概要は、延面積約四万平方メートル、地下一階、地上十階以上の高層建物とし、工事期間は概ね四年程度を予定している。
新病棟の改築に当たり、(1)患者本位の全人的医療の推進、(2)高度先進医療の充実、(3)優れた医師の育成と研究・開発の推進、という基本理念を掲げ、病棟を臓器別・重症度別・治療内容別に構成する計画であり、病院機能の格段の向上が期待できる。
広島大学献体者慰霊祭営まれる
十月二十八日、本学霞地区体育館において第四十七回広島大学献体者慰霊祭がしめやかに営まれた。昨年の十月から本年の九月までに献体された二百八十一柱の遺族をはじめ、白菊会会員、並びに学長ら大学関係者が約九百人列席した。
式典は、参列者全員による一分間の黙とうの後、医学部・歯学部両学部長、学生代表、白菊会会長の追悼の辞、来賓献花が行われた。続いて、解剖学講座代表及び遺族代表挨拶があり、最後は、参列者全員による献花で、献体者の冥福を祈り、感謝の意を表した。
しめやかに営まれた慰霊祭
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国際教育協力フォーラム開催
教育開発国際協力研究センター主催による第二回国際教育協力フォーラムが、十月二十二日、二十三日に広島大学で開催された。
今回は十月十九日から二十一日まで外務省の主催により東京で第二回アフリカ開発会議が開催されたのを機会に、「二十一世紀に向けての国際教育協力─アフリカと日本─」をテーマとしてフォーラムが行われた。一日目には同センターで研修中の西アフリカ仏語圏諸国の教育行政官による各国の教育事情の発表や、アフリカにおける理数科教育プロジェクトに関わる専門家の報告が行われ、二日目には同センターと文部省・国際協力事業団の共催で公開シンポジウムが開催された。
シンポジウムではハリーソイヤ・ガーナ共和国前教育大臣・前アフリカ教育大臣会議議長による基調講演の後、アッシルムンバ・コーネル大学教授他、国際協力事業団専門家、青年海外協力隊OGなどのアフリカでの教育協力に豊かな経験をもつ講師陣がパネルディスカッションを行い、日本の役割について、英語・フランス語・日本語を交えた活発な議論が行われた。
公開シンポジウム
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同和問題特別講演会開催
十一月十七日、工学部二二○講義室で小森龍邦氏の特別講演会「差別の現実と部落解放理論」が開催された。当日は二二○名収容の教室がいっぱいになり、立ち見もでるほどだった。
小森氏は、元衆議院議員・元全国部落解放同盟書記長であった経験を踏まえ、部落解放の定義から話を始め、差別の本質的事例について実体的差別、心理的差別の相互因果関係から、また、社会構造の事例を分裂支配の社会構造と経済的効率の面から取り上げた。そして、「差別は単なる観念の亡霊ではない。一刻も早くこれを解決すべく法律を作って取り組むべきである」という同和対策審議会から地域改善対策協議会への意見具申(九六年)を紹介し、人権復権、主体の確立という視点から部落解放理論を披露した。
韓国人卒業生の遺族が自作の絵を教育学部へ寄贈
十月二十九日、教育学部は、ソウル芸術高校美術科教師で画家の成順姫さんから自作の絵の寄贈を受けた。
成順姫さんの亡父成楽濬氏は、教育学部の前身である広島高等師範学校を昭和二十年に卒業している。
成順姫さんは、平成六年九月に広島市で開催されたアジア国際交流美術展に出展するため来日。その際、親交がある広島市に在住の本学卒業生で書道家の井下春子さんに「亡くなった父が、日本と母校の広島高等師範学校を愛していたので、私の作品をぜひ父の母校に寄贈したい」と話したことが同学部に伝えられたもの。
絵は、今年八月に広島市の県民文化センターで開かれた広島平和美術展に出品された作品で、「休息」をテーマにくつろぎを与える花や果物などが描かれている。
寄贈の絵は、順姫さんの代理として井下さんから利島学部長に手渡された。
寄贈された絵(左が井上さん)
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就職活動支援フェアーを開催
学生就職センターは、十一月一日から三日間大学祭の協賛として就職活動支援フェアーを大学会館二階の同センターで開催した。
初日は公開模擬面接、二日目は公務員志望者個別相談、三日目は就職活動個別相談を行った。
公開模擬面接は、学生の就職に携わる専門家二名とすでに企業から内定を得ている学生三名が登壇し、企業の実際の面接と同様のシナリオに沿って行われた。面接官と面接学生の、緊張感漂う中にも時折ユーモアのあるやりとりに、傍聴に来た学生及び市民約四十名は十分満足していた。
模擬面接中の面接学生(左)と面接官
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お国の料理を囲んで歓談
十一月五日の本学創立記念日に、生物生産学部の留学生と教職員との交歓パーテイーが開催された。この行事は、学生係と学部国際交流委員の主催により毎年行われており、本年も夕方四時から約二時間、家族も交えて楽しいひとときを過ごした。
現在、生物生産学部には十三か国三十五名の留学生と、七名の外国人客員研究員が在籍している。当日は留学生とその家族三十一名、教職員とその家族二十四名の計五十五名が参加し、各自が持ち寄ったバングラデシュ、マレーシア、中国、インド、イラン、日本などのお国料理を味わいながら、出身地のことや大学生活のことなどを語り合い、交流を深めた。
留学生交歓パーティ
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生物生産学部農場駅伝大会開催
生物生産学部の農場駅伝大会が十一月七日に行われた。今回の大会は十一回目となり、生物生産学部の秋の恒例イベントとなっている。十チームが参加し、紅葉色づく秋の農場で健脚を競った。
午後二時に農場農機具前をスタートし、七区間十六・三キロ、アップダウンが多く短い区間でも予想以上にきびしいコースで行われた。
いつも走り込んでいる人はともかく、久しぶりに走った人には心臓破りのコース。
優勝は清翠会エマルジョン本部(食品物理学研究室)。最長区の三・八キロを走りきった女子学生にスーパーウーマン賞が与えられた。
農機具前のスタート
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『阪神大震災を忘れるなバザー』開催
秋晴れのもと大学祭が十一月一日から三日間開催され、約一万五千人の人出でにぎわった。学生部は、阪神淡路大震災を忘れるなバザー等で初参加した。
副学長をはじめ学生部、保健管理センター、留学生センター、西条共同研修センターの職員から寄せられた供出品約一五〇点のほか、各方面から寄せられた衣料品や「震災グッズ」など多数を販売した。販売の売上のほか義援金も寄せられた。
サムライ商法のゆえか、千十円の値札のついた品物を十円で売ったり、ハンドミキサーのハンドルの売り忘れ、ジグソーパズルの額縁の売り忘れというハプニングもあったが、大学祭という場でボランティアの必要性を訴えた手応えは確かなものとして残ったようだ。
そのほか、学生課職員による手作りの竹とんぼ、柿やムカゴの珍味の販売などで終日にぎわった。
また、市民に対しては、本学の広報ビデオの放映やキャンパスマップを配布することによって、市民との交流の場としての大学祭をPRした。
初参加のバザー(左は新見学生部長)
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文化の秋にフェニックスコンサート
音楽協議会では、第十九回フェニックスコンサートを、十月十五日に開催した。会場となった中央公民館大ホールで、約二百名が文化の秋を楽しんだ。
市民との交流に重点をおいたこのコンサートでは、東広島ウインドアンサンブルやフリージャコーラスの参加を得て、「どんぐりころころ」などの童謡や、「稲穂の秋」などの季節感あふれる演奏が披露された。
会場には例年になく子ども連れの家族が多く、「もののけ姫」などの演奏に盛大な拍手が送られた。
フェニックスコンサートに初めて参加した吹奏楽団の佐々木智紀(教育学部一年)さんは、「このようにジャンルを問わない演奏会はめずらしく、今から来年が楽しみだ」と来年に向けての抱負を語っていた。
窃盗犯をタッチアウト
十一月十三日夕刻、広島大学の野球場で一人の不審な中年男が駐車中の車から荷物を持ち出そうとしているのを硬式野球部員が発見、練習中の野球部員とサッカー部員ら約七十人ほどの仲間を呼び集め、その犯人を取り押さえた。男が持ち出そうとしていた荷物は男性用のバッグであることが判明した。
一週間前にも駐車中の車内から現金が盗まれるという事件があったばかりで、部員たちは「怪しい者がいたら見張っていよう」と話し合っていた矢先の事件だった。
吹奏楽団、中国大会で銀
全国吹奏楽コンクール広島県大会で金賞を射止めた吹奏楽団は、九月十九日に岡山県の倉敷市民ホールで行われた中国支部大会に出場した。この中国大会で、銀賞を獲得した。
吹奏楽団では、現在、定期演奏会に向けて熱のこもった練習を続けている。同部員で学校教育学部三年の岩永久乃さんは、「定期演奏会は、私たちの一年間の活動の集大成となる最も大きなステージです。より多くの人に私たちの思いを伝えたい。皆様のご来場を心よりお待ちしています」と話している。
囲碁部、秋期大会で優勝
十月三十一日、十一月一日の両日、地元西条の稲足旅館で第七十九回全日本大学囲碁選手権『中四国学生囲碁秋期大会』が開催された。
中四国の強豪がひしめく中、激しい戦いが繰り広げられたが、団体戦で広大囲碁部が優勝を飾った。
しかし、春期優勝校である岡山大学との、全国大会出場権を賭けてのプレーオフに破れ、三年連続の全国大会出場は実現できなかった。
激戦が繰り広げられた大会
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近畿大学の協力で上演
演劇サークルの劇団A・P・T(あんぽんたんと読む)が、十一月十六、十七の両日、第二十九回公演「BELIEVE」を近畿大工学部(高屋うめの辺)の多目的ホールで上演し、二日間合わせて約二五〇人が楽しんだ。
学内では、演劇や音楽関係の団体の活動が多く、公演場所が不足しているため、施設に余裕のある近畿大学で上演された。
今年七月に開催された「学園都市づくり交流会議」(東広島市や大学、行政、各種団体で構成)の場で、互いがその特性を活かし交流のきっかけになれば、との提案で、今回の公演が決定した。
劇団A・P・Tは、もともと学校教育学部生が主体のサークルであったため、学部移転に伴い部室を失い、必要なものも借りてばかりという現状である。今回の近畿大公演ではさまざまな協力を得て上演実現に漕ぎ着けることができた。
キャスト・スタッフ一丸となっての約二時間半の熱演に、観客も大きな拍手を送っていた。
団長の藤村昌史さん(教育学部三年)は、「近大との協力で広い世代に観てもらうことができ、今回は成功でした。これを機に、さらに大学や地域が結びついていければ」と話している。
劇団A・P・T(あんぽんたん)
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五大学競技大会壮行会挙行
十一月二十日、第四十九回中国五大学学生競技大会冬季大会の壮行会が事務局横の広場で開催された。
この壮行会は東広島キャンパスでは初めて実施されたもので、体育会と学生課が協力して行った。
折からの寒風の中、サッカー部など七団体の選手約百人に加え、応援に約三百人が集まった。体育会会長でもある原田学長からは、常勝「広大」への檄がとばされた。
これに応え、アーチェリー部の中村順一さん(理学部三年)選手が選手代表として挨拶。引き続き、応援団によって大学歌斉唱と健闘を誓ってのエールが選手団に送られた。
試合は、十一月二十七日から二十九日までの三日間、島根大学で開催された。
必勝宣言をする選手代表
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