評議会だより




 第五二八回評議会 

 
平成十二年一月十八日

☆部局長候補者の選考結果
 工学部長 佐々木 博 司

☆事務局新任者の紹介
 経理部長 辻   正 行
 設備課長 遠 藤   尚

☆報告事項
一、「二十一世紀の広島大学像マスタープラン部会」から、前回の評議会でなされた中間報告に関する意見を文書で一週間以内に提出するよう依頼があり、それらの意見も参考としつつ、部会において個別的事項も含めて今後さらに検討を進め、改めて最終報告として提案したい旨、報告があった。
二、広島大学白書゙が昨年末に刊行された旨、報告があり、各部会において活用され、今後の大学改革に役立つことを期待する旨、要望があった。

☆議事
一、任期制の導入等について、前回の評議会で各部局持ち帰り検討事項となっていたが、各部局からの意見等を基に修正された規程案「広島大学の教員の任期に関する規程」が提出・説明され、本日付けで制定・施行することが承認された。
  要点は、
(一)大学の教員等の任期に関する法律第三条第一項の規定に基づき、本学の教員の人事の活性化を図ることを目的として、本学の教員の任期について必要な事項を定めた(第一条)。
(二)任期を定める教員の職等は表のとおりとする(第二条)。
(三)人事・交流委員会を設置し、必要な事項を審議すると共に業績評価を行う(第三条、四条)。
(四)教員を任期を定めて任用する場合には、当該任用される者の同意を同意書により得なければならない(第五条)。
二、平成十二年度教官当積算校費等配分案について、前回の評議会で配分案が提案・説明され、部局持帰り審議となっていたが、各部局からの意見等を基に修正案及び追加提案がなされ、毎年見直すことを条件に本日付けで承認された。
  修正提案の要点は、
(一)医・歯学研究科臨床講座に係る全学共通経費拠出率については、その二分の一は一六%に修正。
(二)医・歯学系臨床講座の積算は、二分の一を理系実験系と同じ扱いとし、残る二分の一は病院と同じ扱いに修正。外部資金に応じた特別配分についても、臨床講座の外部資金実績を二分の一の積算に修正。
(三)奨学寄付金のオーバーヘッドは、研究科部局五%、医・歯学臨床三・七五%、病院、研究所及び学内共同利用施設は二・五%に修正。
  追加提案の要点は、
(一)教育・研究支援経費に「地球環境、食糧問題関連プロジェクト」を追加。
(二)教育・研究整備共通経費に「東千田キャンパス支援経費」を追加。
三、大学教育研究センターの改廃に伴い、高等教育研究開発センターの設置が認められ、その管理運営に関する同センターの規程の制定が提案され承認された。
四、前回の評議会で承認された「広島大学評議会規程の全部改正」のうち、全学の委員会の委員長から評議員に選出された者の設立当初の任期についての一部修正(二年任期を一年とする)が提案され、承認された。また、高等教育研究開発センターが設置されることに伴い、評議会規程及び評議員の選出に関する申合わせ中、「大学教育研究センター長」を「高等教育研究開発センター長」に改めることについては、国立大学設置法施行規則の改正日及び施行日をもって制定・施行することが承認された。
五、広島大学学生就職センター規程の改正について、センターの活動を活性化するため、「顧問」と「連絡員」の設置が提案され、本日付けで制定し、十二年四月一日より施行することが承認された。
六、休業期間中に学生が短期留学し、履修することが有効であることから、短期留学を可能にするため「広島大学学生交流規程」の一部改正が提案され、本日付けで制定・施行することが承認された。
七、平成十一年度学位授与式及び平成十二年度入学式において、国旗の掲揚と共に「国歌」の演奏を実施する旨、提案があり承認された。



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