ニューズ・ダイジェスト 

 


「評議会だより」を読む



工学部長に佐々木教授

 工学部は一月十三日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、松村昌信部長の後任に佐々木博司教授を選出した。
 任期は四月一日から二年間。
 


総合科学部長に江口教授

 総合科学部は一月十九日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、江口正晃教授を再選した。
 任期は四月一日から二年間。


新しい教育学部長に利島教授

 教育学部と学校教育学部は一月二十日、教育学部と学校教育学部を改組・再編し、予算成立をもって設置される新しい教育学部の学部長に、利島 保教授を選出した。
 任期は、四月一日から二年間。
 


大学院先端物質科学研究科長に山西教授

 大学院先端物質科学研究科は、一月二十一日、任期満了に伴う研究科長選挙を行い、山正道教授を再選した。
 任期は四月一日から二年間。



大学院国際協力研究科長に中山教授

 大学院国際協力研究科は、一月二十一日、任期満了に伴う研究科長選挙を行い、中山修一教授を再選した。
 任期は四月一日から二年間。



経済学部長に前川教授

 経済学部は一月二十七日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、前川功一教授を再選した。
 任期は四月一日から二年間。
 


歯学部長に丹根教授

 歯学部は二月八日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、長坂信夫部長の後任に丹根一夫教授を選出した。
 任期は四月一日から二年間。



学校教育学部部長に田中教授

 学校教育学部は二月十日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、高橋超学部長の後任に田中春彦教授を選出した。
 任期は四月一日から二年間。




医学部長に大濱教授

 医学部は二月十日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、松浦雄一郎学部長の後任に大濱紘三教授を選出した。
 任期は四月一日から二年間。



医学部附属病院長に生田教授

 医学部附属病院は二月十日、任期満了に伴う附属病院長選挙を行い、梶山梧朗病院長の後任に生田義和教授を選出した。
 任期は四月一日から二年間。


附属学校部長に間田教授

 附属学校部は二月十日、任期満了に伴う附属学校部長選挙を行い、田彰部長の後任に間田泰弘教授を選出した。


大学院理学研究科長に松浦理学部長
 理学部は二月十五日、大学院重点化に伴う規程の改正を行い、予算成立をもって大学院理学研究科長に松浦博厚理学部長を充てることとした。
 任期は、四月一日から一年間。


歯学部附属病院長に赤川教授
 歯学部は二月十七日、任期満了に伴う附属病院長選挙を行い、石川武憲院長の後任に赤川安正教授を選出した。
 任期は四月一日から二年間。


教育学部及び学校教育学部と
 広島県教育委員会が
「研究協力に関する覚書」を締結

 十二月二十一日、教育上の諸課題に関する基礎的・実践的研究について相互に連携し、その成果を広島大学における学部教育及び広島県における学校教育を中心とした諸活動の解決と教育の充実を図ることを目的に「研究協力に関する覚書」を取り交わした。
 主な研究内容は、学習指導や生徒指導、教育の情報ネットワーク化など六項目で、今後、具体的な研究テーマを決め、現職教員らがテーマごとにチームを作り共同で研究に取り組む。


参議院「国民生活・経済調査会」視察

 二月十八日に、久保会長ほか六名の参議院「国民生活・経済調査会」メンバーが来学した。
 原田学長挨拶の後、少子化への対応と生涯能力発揮社会の形成を主テーマに、「次世代を担う子どもの健全育成」、「生涯を通じて能力を発揮できる社会システムの形成」の観点で、生和副学長や利島教育学部長等から本学の対応状況と取組み等についての説明に続いて、特に子育て問題や結婚観を中心に各議員と活発な意見交換を行った。

「国民生活・経済調査会」メンバー(前列7名)



大学教育研究センター公開研究会
「独立行政法人会計基準と国立大学」を開催

 二月二十三日、附属図書館ライブラリーホールにおいて、「独立行政法人会計基準と国立大学」をテーマに、大学教育研究センター平成十一年度第十二回公開研究会が開催された。
 本公開研究会は、独立行政法人会計基準研究会に専門委員として加わり、検討を進めてこられた北海道大学法学部 宮脇 淳教授(専門分野:財政学)を講師として招き、独立行政法人の会計制度と、それが国立大学に及ぼす影響について議論した。
 宮脇教授は、独立行政法人会計基準研究会報告書の内容を詳細に説明し、計画・目標・評価・予算という仕組みのもとで、国民に行政活動を開示することがポイントであること、独立行政法人制度そのものは、国立大学を直接念頭に置いたものではないが、文部省がその枠に入りたいとしている以上、通則法や会計基準の原則に沿うことが要求されることなど、独立行政法人制度と国立大学の関係について指摘された。
 講演の内容は、非常に詳細なものだった。特に、経営努力によって剰余金が出た場合は、独立行政法人によって使用できるが、経営努力の結果の証明責任は法人側にあり、その情報を財務当局が把握するため、次年度の運営費交付金の配分をその結果によってコントロールできるなど、財務評価を通じて、教育研究活動に影響を及ぼすことが可能であること、今後、会計基準を具体化するために、実施基準、実務指針の策定に入ることなども述べられた。今回の研究会は、参加者の半数が職員で、この問題への関心の高さがうかがえた。


ナノデバイス・システム研究センターが、
「文教施設部長賞」を受賞

 平成十一年度国立学校優秀施設表彰における文部省文教施設部長賞に、ナノデバイス・システム研究センターが技術部門で選ばれた。
 この賞は、国立学校の施設担当部課等の技術の向上を図り、施設の充実・向上に資するため、国立学校等において整備される施設の中から、計画・設計の優れたものを表彰しているもので、今回は優秀施設として五施設が選ばれた。
 ナノデバイス・システム研究センターは、次世代コンピュータの開発を主目的とした施設で、高度なクリーンルームと特殊な除震対策を施した建物として計画された全国的にも類をみないものである。具体的には、省エネ、省コストを図りながら高度な空気清浄度、ケミカル汚染対策、高度な温湿度制御、静電気対策等が確保されている。
 これらの点を大学施設部が中心となり、本学独自の方式として計画した点が技術的に高く評価された。

ナノデバイス・システム研究センター(南西面からの外観)



交通安全一五○日間、無事故・無違反達成チームを表彰 
 二月二十四日、昨年開催された「'99トライ・ザ・セーフティー in ひろしま」に本学から参加した学生・教職員のチームのうち、無事故・無違反を見事達成したチームの表彰状伝達式が事務局会議室で行われた。
 「'99トライ・ザ・セーフティー in ひろしま」は、広島県交通安全協会等が主催で交通安全一五○日間無事故・無違反を目指し、昨年八月四日から十二月末日まで開催されたもの。
 昨年度に続き、本学の学生・教職員が、一チーム十人単位で計四一○人が参加した。
 各チームは無事故・無違反に挑戦し、学生主体の九チームのうち三チームが、教職員三十二チームのうち十八チームの計二十一チームが目標を達成した。
 伝達式で廣瀬事務局長から「残念ながら一○○%の達成とはならなかったが、全員が一丸となって、真剣に目標に向けて努力したことは誠に喜ばしい。本学では一月二十五日に学長名で『キャンパス内外の交通事故非常事態宣言』を出しているところでもあり、今回の実践経験を活かして、学生の交通安全指導に今後とも取り組んでいただきたい」と講評と要請があった。

表彰を受けたチームの代表者



原医研の院生、石村さん学会会長賞受賞
 一月二十六、二十七日両日、岐阜で開催された第十六回日本毒性病理学会で、すべての示設発表の中で四十才以下の筆頭発表者の三名に贈られる会長賞を原医研環境変異の大学院生石村美祐さんが「2-amino-1-methyl-6-phenylimidazol[4,5-b]pyridine(PhIP)投与Donryuラットに見られた心筋症」(指導渡邊敦光教授)という演題で受賞した。


学校教育学部本多美智恵さん、
「酒蔵煉瓦煙突創作童話」優秀賞受賞

 学校教育学部三年の本多美智恵さんの創作童話「背高のっぽのえんとつくん」が「酒蔵煉瓦煙突創作童話」優秀賞を受賞し、二月八日東広島市役所にて授賞式が行われた。「酒蔵煉瓦煙突創作童話」は「第十五回国民文化祭・ひろしま二○○○『酒と文化の祭典』」が東広島市で開催されるのを記念して募集され、総数三百点近い応募があった。大賞受賞作品は十一月に絵本として出版される。
 本多さんの作品は惜しくも大賞受賞は逃したが、様々なものを見ようと背伸びを続けた煙突がとうとう海まで見るに至るが、町の人々の姿がほとんど見えないことに気づいて悲しくなり、元の高さに戻るという内容で、内陸西条の海への憧れと町の暖かさを再発見する表現が高く評価された。
 なお、大賞受賞作品の絵本原画が募集されている。問い合わせ先は次のとおり。
東広島市教育委員会 第15回国民文化祭東広島実行委員会「酒蔵煉瓦煙突創作童話」係 電話:○八二四-二○-○九七七


附属三原小学校の高橋兄妹、文部大臣賞に輝く

 第三十六回全国児童才能開発コンテスト科学部門(才能開発教育研究財団主催)の中央審査で、附属三原小学校五年の高橋弘祥君と同三年の美達翔さんの兄妹が「高橋兄妹の昆虫記−広島県産の甲虫を中心として\」で文部大臣賞を受賞した。
 四年間にわたる集大成で、県内で初めて確認された「ガロアムネスジダンダラコメツキ(コメツキムシ科)」などの標本は、昆虫の生態系の解明につながる作品に仕上がった。
 「第四十三回県科学賞」(県教委など主催)で特選になり、全国大会に出品された。全国では、科学部門小学高学年の部に応募された百十九点の中で、「専門の研究者に劣らない貴重な記録」と高い評価を受け、トップに輝いた。
 昆虫学者を目指すという弘祥君は、「これからも知られていない昆虫の生態を解明したい。」美達翔さんは、「お兄ちゃんと一緒に採集に行って昆虫が好きになった。」と話している。  表彰式は、二月二十六日広島市内で行われた。
 また、高橋兄妹は、広島県教育委員会が表彰する本年度二回目の「メイプル賞」にも団体の部で内定している。
 なお、作品の展示は次のとおり行われることになっている。
〈展示期間〉
 平成十二年五月十二日(金)
         〜九月二十九日(金)
〈展示場所〉
 広島県立教育センター本館二階ロビー

表彰状を手にする高橋兄妹(中央の二人)

作品の一部





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