評議会だより
平成十二年二月十五日
☆部局長候補者の選考結果
学校教育学部長 田中 春彦
医学部長 大濱 紘三
医学部附属病院長 生田 義和
歯学部長 丹根 一夫
☆議 事
一.広島大学大学院理学研究科長候補者選考規程の制定について
理学研究科の部局化が認められることに伴う措置として標記規程の制定について審議し承認した。
二.大学院理学研究科の重点化に伴う取扱いについて
理学研究科の重点化に伴う措置として「広島大学評議会規程の全部改正」の一部修正及び「広島大学理学部及び大学院理学研究科の改組・整備に伴う管理運営等に関する申合せ」の制定について審議し承認した。
三.全学の委員会の委員長が評議員として選出された場合における取扱いについて
全学委員会委員長が評議員に就任する場合、その委員長が所属する学部等から当該委員長以外の委員を新たに選出することを審議し承認し、それに伴って「広島大学評議会の評議員の選出に関する申合せ(平成十一年十二月二十七日評議会承認)」の一部を修正することとした。
四.広島大学通則の改正について
学校教育法第五十六条(大学入学資格)の一部改正(平成十一年四月一日施行)に伴い、広島大学通則第二章第九条(入学資格)第一項の入学資格に、中高一貫教育を行う「中等教育学校を卒業した者」を加えることについて承認し、本日付けで制定、平成十二年四月一日から施行することとした。
五.広島大学教養的教育委員会規程の改正について
委員構成の一部改正(「大学教育研究センター長」を「大学教育研究センターが、教授、助教授又は講師のうちから推薦する者」に変更。)について承認し、本日付けで制定、平成十二年四月一日から施行することとした。ただし、「大学教育研究センター」を「高等教育研究開発センター」に改めることについては、平成十二年度予算成立に伴う国立学校設置法施行規則の一部を改正する改正日及び施行日をもって制定及び施行することとした。
六.名誉教授の選考について
投票の結果、三十四名(選考対象者全員)に対し、名誉教授の称号を授与することとした。
七.広島大学の教員の任期に関する規程の改正について
任期制を導入する部局等が新たに決定したため、規程の別表に「工学部発酵工学講座助手」及び「遺伝子実験施設助手」を追加することについて審議し承認し、本日付けで制定・施行することとした。
八.平成十二年度教育研究基盤校費等の配分について並びに教育研究基盤校費等の配分に関する申合せについて
(一)平成十二年一月十八日開催の評議会において承認された「平成十二年度教官当積算校費等の配分について」を以下のとおり修正することを審議し承認した。
(1)配分の基礎となる事項名が教育研究基盤校費となるため、「平成十二年度教官当積算校費等の配分について」を「平成十二年度教育研究基盤校費等の配分について」に修正。
(2)本文については、混乱を避けるため、現行の教官当積算校費及び学生当積算校費を用いることとする。
(3)配分に係る見直しについて、「数年間は本方式を骨子として実施し、その成果を待ちたい」とする。
(4)情報メディア整備経費の内容の追加。
(5)本文中の「競争配分」は「傾斜配分」に修正。
(6)博士後期課程学生の教育支援経費の算出にあたり、国際協力研究科の大学院生は文系で積算することを明記。
(7)教育学部と学校教育学部の再編後における実験、非実験の別は、現時点では不明確であり、これが把握でき次第、妥当な形で積算する。
(二)「教育研究基盤校費等の配分に関する申合せ」を承認した。
なお、平成十三年度以降の配分については、「平成十二年度教育研究基盤校費等の配分について」及び「教育研究基盤校費等の配分に関する申合せ」を基礎とし、検討を加えて実施することとした。
☆報告事項
一.外国人教員の任期について
総合科学部の二件について報告があった。
二.メディアから見た広大二十一世紀のマスタープランについて
情報通信・メディア委員会から報告があった。(『広大フォーラム』三十一期四号及びhttp://www.hiroshima-u.ac.jp/Committee/forum/31-4/media.htmlを参照。)
平成十二年三月二十一日
☆議 事
一.広島大学総合情報処理センター利用規程の改正について
現在の利用形態の実態に則した利用規程とするため、規定の全部改正について承認し、本日付けで制定、平成十二年四月一日から施行することとした。なお、主な改正点は、利用者の定義、利用目的、計算機及びソフトウェア資源の利用手続、サブネット及びサブドメインの利用手続、その他のサービスの利用手続、利用制限、利用料金などである。
二.広島大学学生交流規程の改正について
「大学間相互単位互換協定書及び大学間交流協定書」に授業料等が不徴収と明記されていれば、文部省への事前承認が不要となったため、規程の一部改正を承認し、本日付けで制定、平成十二年四月一日から施行することとした。
三.広島大学特殊教育特別専攻科規程の改正について
学校教育法施行規則の一部改正(平成十一年八月三十一日制定)により「大学院及び大学の専攻科の入学に関し大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者の指定」の一部が改正されたことに伴う一部改正を承認し、本日付けで制定、平成十一年八月三十一日から適用することとした。
四.外国人教員の任用について
人事部会への検討付託事項のうち「外国人教員の任用について」の検討の結果、「広島大学外国人教員の任期に関する規程」の改正案及び「広島大学外国人教員の任期に関する規程制定についての申合せ事項」の改正案について提案があった。各部局で検討の上、次回評議会に諮ることとした。
五.学位の英文表記について
英文表記が未定となっていた大学院歯学研究科の「博士(学術)」について、Doctor of Philosophyとすることとした。
六.英文学位記の専攻名の付記について
学位に関する検討ワーキング・グループ(部局長会議)において、各研究科の意見を尊重して検討した結果について提案があり、承認し、本年三月授与分から実施することとした。なお、今後、変更・追加等の必要が生じた場合は、研究科長の申し出により評議会に諮ることとした。
☆報告事項
一.広島大学運営諮問会議委員の選出について
十二月二十七日の評議会で承認された「広島大学運営諮問会議規程(平成十二年四月一日施行)」に基づき、十名の委員を選出した旨の報告があった(充て職一名は未定)。
二.人事部会の検討結果について
人事部会から、五つの検討付託事項のうち平成十一年度における検討結果等の概要について報告があった。
三.独立行政法人化問題検討ワーキング・グループの解散について
二十一世紀の広島大学マスタープラン部会の下に設置した標記ワーキング・グループは、任務を完了したため解散した旨の報告があった。
なお、新しい状況が生まれた場合は、部局長会議或いは評議会で検討する旨の報告があった。
第一回 評議会
平成十二年四月十八日
☆議 事
一.部会のメンバー構成について
学校教育法などの一部改正に伴って、今年度から評議会が新しい体制で発足することが確認され、新評議員(四十四名)、新オブザーバー(二名)の紹介、及び新任部課長(十一名)の紹介があった。また、新たな評議会となったことに伴う部会のメンバーについて承認した。
なお、各部会への検討付託事項は次のとおり。
〈人事部会〉(高橋 超座長)
・任期制の導入
・教員の採用・昇進基準
・教育専任及び研究専任教員採用
・非常勤講師の任用及び範囲
〈財政部会〉(山西正道座長)
・校費配分方法の見直し
・財政基盤を安定化するための方策
・外部資金導入のための方策
・基礎研究の推進を保証する資金運用
〈組織部会〉(牟田泰三座長)
・大学院及び学部の再編
・学内共同施設のあり方と再編
〈情報部会〉(佐々木博司座長)
・情報公開に対する本学の基本的な考え
・入試情報及び診療情報を含む本学の情報公開の範囲
・情報公開の手続き及び公開方法
・開示情報となる情報の収集及び管理方法
・情報公開に必要な組織・体制の整備
二.外国人教員の任用等について
前回評議会で各部局持ち帰り審議事項となっていた「広島大学外国人教員の任期に関する規程」及び「広島大学外国人教員の任期に関する規程制定についての申合せ事項」の一部改正について審議した。部局からは特に意見がないということで承認し、本日付けで制定・施行することとした。
三.英文学位記の専攻名の付記について
前回評議会で保留し、再検討となっていた学校教育研究科分について、英文の学位授与証明(いわゆる「英文学位記」)に専攻名を付記することを承認し、本年度授与分から実施することとした。
四.署名評議員の交替について
評議員の交替に伴い、次のとおり署名評議員として指名した。
法学部 阪本 昌成 評議員
経済学部 阪口 要 評議員
五.広島大学教員倫理規程の廃止について
平成十二年四月一日から「国家公務員倫理法」及び「国家公務員倫理規程」が施行されたことに伴い、標記規程の廃止が提案され、平成十二年四月一日付けで廃止することとした。
☆報告事項
一.広島大学教育学部長候補者選考内規等の制定について
平成十二年度概算要求事項として教育学部及び学校教育学部を改組し、教育学部の新設が認められたことに伴う「広島大学教育学部長候補者選考内規」及び「広島大学教育学部教員選考基準細則」の制定について報告があり、了承した。
二.広島大学理学部長候補者選考内規の全部改正等について
平成十二年度概算要求事項として理学部及び理学研究科の改組・整備(重点化)が認められたことに伴う「広島大学理学部長候補者選考内規の全部改正」及び「広島大学理学研究科教員選考基準細則の制定」について報告があり、了承した。
三.平成十三年度新規概算要求事項について
各部局から提出された事項について報告があった。なお、文部省への要求事項については、六月の評議会に諮る予定である旨、併せて報告があった。
四.「広島大学研究支援金」に係る審査委員会委員について
二月の評議会で設置が承認された「文・理ジョイントプロジェクト審査委員会」(前川功一委員長他五名)及び「地球環境・食糧問題プロジェクト審査委員会」(大竹久夫委員長他五名)のメンバーについて、それぞれ指名した旨の報告があった。
五.広島大学運営諮問会議の委員について
前回の評議会で未定であった「充て職」分も含めて、委員十名について次のとおり報告があり、了承した。(敬称略)井内慶次郎(財団法人日本視聴覚教育協会会長)、麻生誠(放送大学副学長)、武田建(学校法人関西学院理事長)、水野博之(広島県産業科学技術研究所長)、平田嘉三(広島県教育委員会委員長)、内田信正(広島県高等学校長協会副会長、広島国泰寺高等学校長)、民秋史也(株式会社モルテン代表取締役社長)、佐竹覚(東広島商工会議所会頭、株式会社佐竹製作所代表)、今中亘(中国新聞社代表取締役社長)、椎木タカ(弁護士)。
六.「フェニックス入学制度」─高齢者を対象とする新たな入学制度─について
概ね六十歳以上の勉学意欲のある者を、学部は平成十三年四月から、大学院は平成十二年十月から受け入れる方向で検討し、その結果を報告するよう要請があった。
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