評議会だよりを読む



学長補佐を任命

 広島大学学長室設置要項に基づき、六月二十日、次の三名の学長補佐が任命されました。
  • 神谷 遊(法学部教授)
    リスクマネジメントに関する調査・検討
  • 安藤忠男(生物生産学部教授)
    社会貢献に関する調査・検討
  • 中田 高(文学研究科教授)
    大学評価に関する調査・検討



本年度の文部科学省科学研究費補助金、広大関係は十九億六一一○万円

 平成十三年度の文部科学省科学研究費補助金の交付内定状況が、このほど明らかになりました。
 予算総額は、一五八○億円(対前年度比一六一億円(一一・三%)増加)が計上されています。
 また、平成十三年度から研究を実施する機関の管理等に必要な経費として、研究費(直接経費)の三○%相当額を研究費に上乗せして研究機関に配分されます。
 本学の交付内定状況は、八四八件(対前年度比二三件(二・八%増)、十九億六一一○円(対前年度比二七五○万円(一・四%増額)となっています。
 本年度の本学における部局等別の申請件数、採択研修(特別研究員奨励費を含む)及び交付内定金額は次の表のようになっています。



独立行政法人化についての説明会開催


講演する澤氏
 六月二十六日、独立行政法人化対策会議の主催で、評議会、事務連絡協議会等の幹部教職員を主たる対象者として、独法化の最新情報の提供と独法化に向けての意識改革を図るため、独立行政法人経済産業研究所研究調整ディレクターで独法化問題や大学改革にも精通している澤昭裕氏を講師に迎え、「独立行政法人化についての説明会」を開催し、牟田学長をはじめ約百三十名が参加しました。
 説明会では、「独立行政法人化について」と題して「先行独立行政法人の実状」、「予算、人事、組織における独立行政法人のメリット」、「非公務員型を採用した場合のメリット」、「産業界から見た国立大学の独法化問題の動向や遠山プラン」等の最新の情報や独法化の実態等について講演があり、その後、参加者と活発な質疑応答を行い約二時間の説明会を終了しました。
 説明会終了後、独立行政法人化対策会議のメンバーと講師で、独法化問題の動向の詳細や独法化に向けての具体の取り組み方等について約一時間、意見交換を行い、独法化に対応する諸課題を検討していく上で、貴重な意見を聴くことができました。



附属図書館「斯波文庫漢籍目録」が国立大学図書館協議会賞受賞


表彰のメダル
 六月二十七日、北海道大学(札幌市)で行われた平成十三年度国立大学図書館協議会総会において、「広島大学斯波文庫漢籍目録」編纂刊行事業実務担当者(代表吉田二美恵図書館専門員)が、「第三十六回国立大学図書館協議会賞」を受賞しました。
 これは同協議会が特に優れた図書館活動に対して表彰するもので、今回の受賞は「漢籍目録の編纂刊行事業及び画像データベース公開」における長年の経験と専門性の発揮が高く評価されたものです。なお本図書館の同賞受賞は今回で三度目となります。
 「斯波文庫」は元本学文学部名誉教授斯波六郎博士旧蔵の『文選』及び中国六朝文学を中心とする約一万冊に及ぶ本邦有数の漢籍コレクションです。

授賞式で挨拶する吉田専門員
 また編纂作業は、本館の漢籍講習受講者からなる編集班(女性館員六名)を中心として進められ、さらに東京大学文学部、同東洋学文献センターの継続的な協力や、特に刊行・校正段階での本学文学部富永一登教授及び同研究室院生の方々の懇切な指導並びに協力を得てようやく上梓に及んだものです。
 この目録の公刊により「斯波文庫」が学内のみならず、広く国内外の研究者によって有効に活用されることを期待しています。
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/



五大学夏季大会、先陣を切って水泳部が活躍


アベック優勝したリレーメンバーで
 第五十二回中国五大学学生競技大会夏季大会の先陣を切って、水泳競技が六月三十日、七月一日の両日、山口県宇部市の恩田プールで開催されました。
 プールサイドの声援を受けながら、各選手が持てる力を存分に発揮しました。中でも圧巻だったのが、競技最終種目の男女の各リレー競技。女子四百~リレーでは、他大学を圧倒的に引き離して一着でゴールしました。女子の活躍の興奮をそのままに男子八百~リレーが始まり、有終の美をと水泳部旗を持って登場したキャプテンの気迫がレースにも現れ、男子も一着でゴールしました。女子は総合優勝、男子は総合三位となりました。
 九月七日から九日までは水泳を除く他の夏季種目が行われ、十一月十六日から十八日までは冬季大会が、山口市とその周辺の会場で開催されます。
 学生の皆さんの活躍を期待しています。



附属東雲中学校、米国のエクスプローリス・ミドル・スクールと姉妹校提携


調印式で握手を交わす
黒瀬付属東雲中学校長
 七月八日、附属東雲中学校で、米国ノースカロライナ州のチャータースクールである、博物館立エクスプローリス・ミドル・スクールと姉妹校提携の調印式が、全校生徒、保護者、日米の関係者参列のもとに挙行されました。
 同校は平成十一年よりグローバル・パートナーシップ・スクール・プロジェクトに参加、これまで生徒の電子メールや電子掲示板による意見交換が盛んに行われていました。
 黒瀬校長の「これを機に国際感覚を学び、ともに世界に羽ばたく人になってください」の挨拶の後、調印を日米の参加者約三百名とともに祝いました。


広大フォーラム33期2号 目次に戻る