学生ボランティア活動
児童文化研究会の活動
文・釘宮 信之
(Kugimiya,Nobuyuki)
児童文化研究会/こどもクラブ
総合科学部3年


 「子どもたちに楽しんでもらい、なおかつ私たちも楽しむ」これが児童文化研究会(以下、児研)の活動目標です。現在の活動地域は東広島市内が中心ですが、広島市や県北に出かけることもあります。活動内容は「子どもと遊ぶ」ことが基本ですがその形式は様々です。「西条実践」とよぶ行事では東広島の小学校にお願いして土日の校庭を使わせてもらい、数日前に配布したビラを見て集まった子どもたちと、鬼ごっこやリレーなどをして遊びます。青空の下、子どもたちと学生が走り回るミニ運動会です。子ども会などから依頼がある場合は、子どもの人数・年齢層と会場(公民館や集会所)の広さに応じてゲームや上演する紙芝居の内容を考えます。十一〜十二月ごろにはクリスマス会、二〜三月には六年生を送る会があり、子ども会の方々と連絡を取りながら楽しい会にするために一〜二カ月かけて準備をします。
 児研メンバーは教育系に限らず子どもが好きな学生が集まっています。子どもたちの楽しそうに遊ぶ笑顔を見ることが私たちの最大の喜びです。なお、現在、児研は愛称として「こどもクラブ」を名乗っています。

◎問合せ先:学生部学生課 0824-24-6144
東広島市 フレンドスペースの活動
文・水戸 一典
(Mito,Kazunori)
井口 朋子
(Iguchi,Tomoko)


 東広島市の不登校児童・生徒のサポート活動をしているフレンドスペース(以下「F.S.」)という適応指導教室です。F.S.では、四年前から、市内の不登校の小・中学生が、指導者と共に中央公民館の一室で、午前中は学習活動、午後はスポーツや工作などの集団活動をしています。そこへフレンドサポーター(以下「S.P.」)として広大の学生ボランティアの皆さん(現在十七名)が二〜三人ずつ講義の合間に参加してくださっています。
 S.P.の役割は、子どもと一緒に活動しながら、子どもたちの不平不満を聞くなどして、指導者と子どもの間の年齢差を埋めるクッションになること、悩みを聞いたり、一緒に遊んだり、お互いの趣味や考え方を言い合ったりすることで、子どもの良いお兄さん・お姉さん的存在になることなどです。いずれにしろ、S.P.は子どもにとって、そしてF.S.にとって欠くことのできない存在になっています。この記事を読んで興味をもたれた方は、ぜひ活動に参加してください。

◎問合せ先:(F.S.) 0824-31-8494



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