特 集 地 域 と 大 学


　統合移転完了以来６年余りの年月が経過した現在，本学は諸々の面で東広島市にすっかり溶け込んできました。キャンパスの周辺も移転開始当時とは比較にならないほど整備され，にぎやかになってきました。一方，かつてない程の大きな変革期を迎えた大学では，地域との関係が一層重要となっています。本学は，前身校の時代も含め地域からの大きな支援・協力のもとで発展を成し遂げてきた歴史があります。（本号12ページ，50年史編集室だより参照）地域の方々を対象にした本学の活動として，まず，各部局・学科等主催の公開講座や講演会等があり，十分な成果を挙げてきました。それ以外にも，様々な取り組みや活動が行われています。それらのうちのいくつかを紹介し，さらに，大学近隣住民の皆さんの声，広島県知事，広島市長，東広島市長からの本学への期待の声，学長からのコメントを紹介する特集を企画しました。今後，「世界の中の広島大学」目指すためにも地域と今以上のより良い関係・連携を築いていくことが重要であり，本特集がそのきっかけとなることを願っています。

○地域により根ざした中核病院を目指して（医学部付属病院、歯学部付属病院）
○教育関連（教育学部・教育学研究科、理学研究科、付属学校部）
○産学官連携関連（地域共同研究センター、大学情報サービス室、工学研究科）
○経済社会関連（地域経済システム研究センター）
○学生ボランティア活動（児童文化研究会、東広島市フレンドスペース）
○地域の方々と（下見地区区長、田口地区区長）
○地方自治体は広島大学に何を期待するか（広島県知事、広島市長、東広島市長）
○大学に期待される第三の機能（牟田学長）

広大フォーラム33期3号　目次に戻る