▲ロシア トムスク
文・写真 大西 健広
(Ohnishi, Takehiro) 大学院先端物質科学研究科 量子物質科学専攻博士課程後期2年 |
▲トムスク工科大学メインビルディング。 白くちらついているのは雪ではなく、ポプラの綿毛。 |
▲トムスク工科大学(シンクロトロン)をバックに記念撮影 (中央:筆者、左右:大学間協定に基づいて広島大学に留学していたAlexey君とAlexander君) |
▲トムスク第1駅にて、シベリア鉄道(厳密には支線)。 |
▲トムスク川。大学から歩いて5分くらいのところで撮影。 |
シベリアのほぼ真中にトムスクという街があります。この街は1604年、ロシアの軍の中継基地として造られました。1991年まで外国人の立ち入りは禁止されていました。 人口60万人程度、7つの大学がある学園都市です。その中の一つ、私が大学間教育研究交流協定に基づく研究学生として滞在したトムスク工科大学について紹介します。 この大学は1896年、時の皇帝ニコライ二世が技術研究所を設立したのが始まりです。卒業生の中にはノーベル賞受賞者もいます。原子核物理、重化学工業、地質学、電気通信、外国語、社会科学教育などが行われています。学生数は約12,000人(パートタイムも合わせると約23,000人)。近年では、インターネットを用いた授業をしたり、近くの会社と共同開発などをして利益をあげ、教育のための資金にあてています。 トムスク工科大学のホームページ http://www.tpu.ru/eng/index.html |