33期 5 号 2002.2.4 (No.368)
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卒業生・修了生を送る
退職者から広大へのメッセージ
留学生の眼(87) 私の文明の衝突と出会い……メガット・サニー・ビン メガット アマード スピアン
50年史編集室だより(15)
並滝寺山門 (画・中央図書館 景山 満子) |
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国道486号(旧2号)磯松交差点を福富方面へ曲がり、標識に従って運転すること約10分。並滝寺は、黒瀬川の源流がある山の頂上に位置しています。まるでしんしんと雪の降る音が聞こえてきそうなほどひっそりとした世界に、自然と心が落ち着いてくるのを感じます。 まず仁王門をくぐり、一歩ずつゆっくりと石段をのぼると見えてくるこの山門(楼門)。下層部は白漆喰で塗り籠めた「竜宮造」と呼ばれる形式で、上層部にはもともと十王様(閻魔様)が祀られていたそうです。そして、特に印象的なのが重厚な茅葺き屋根。本堂、金毘羅社の屋根も同様の茅葺きです。今ではほとんど見られなくなりましたが、寺が再建された江戸時代のこの地方の寺院はほとんど茅葺き屋根で、並滝寺はその雰囲気をよく残す貴重な建築物だそうです。また、仁王門の仁王像は運慶作と伝えられ、木彫延命地蔵菩薩半跏像と唐絵涅槃像は東広島市の重要文化財に指定されています。 皆さんも、周囲の山に広がる四季を愉しみながら、江戸時代の寺院の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。 (原田 妙子) |
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世界の大学シリーズ(62)トムスク工科大学 ……大西 健広 フォトエッセー(61)キャンパスの生物、その祖先は ニワトリ ……西堀 正英 |