評議会だよりを読む





11/26
ドイツ連邦共和国訪日視察団附属福山中・高等学校を訪問
授業参観


 十一月二十六日(月)の午後、ドイツ連邦共和国企業内教育訓練指導者訪日視察団の皆さんが、日本とドイツとの交流事業などを行っている「日本カール・デュイスベルク協会」のお世話で附属福山中・高等学校を訪問されました。この視察団は、日本とドイツとの間で行われている企業内職業訓練指導者の交流事業の一環として、日本のIT職業教育事情とIT教育事情を視察するために来日されました。日本最先端の企業や研究所などを視察するとともに、学校教育視察の希望があり、福山附属の情報教育、環境教育を視察されました。
 当日は、中学一年生の「ホームページを作ろう」の授業を見学され、この後、当校から「情報教育」や「インターネットを活用した環境教育」を説明し、活発な質疑応答や意見交換が行われました。放課後には、視察団の方々と多数の生徒が英語を介して交流し、極めて有意義な国際交流の時間をもつことができました。
写真:授業参観

11/28
広島大学医学部保健学科創立十周年記念式典・講演会を開催
講演される上田元東京大学教授
 広島大学医学部保健学科では、十一月二十八日(水)、広島大学医学部広仁会館で「創立十周年記念式典・講演会」を開催しました。大成学科長の挨拶に続いて、牟田学長の式辞があり、その後に講演会を行い千葉大学看護学部の野口教授から「大学院教育と看護の専門性」、上田元東京大学教授から「ICF(WTO国際障害分類改訂版)と二十一世紀のリハビリテーション」及び本学保健学科の梶原教授から「保健学科創設と十年間のあゆみ」と題してそれぞれ講演が行われました。この日は原田前学長、総合研究大学院大学の小山事務局長ら百五十名が出席されました。また、会場を広島全日空ホテルに移して祝賀会が行われ、かつての保健学科創立当初の話などで旧友を温め、盛大のうちに幕を閉じました。
写真:講演される上田元東京大学教授

12/7〜8
第五回国際教育協力フォーラムを開催
挨拶を行うケネス・キング教授
 広島大学教育開発国際協力研究センター(CICE)は、第五回国際教育協力フォーラムを十二月七日(金)から八日(土)の二日間、開催しました。今年は、CICE設立五周年記念コロキアムが組まれ、国際教育協力に携わる数多くの研究者や実務者が参会しました。記念コロキアムでは山西正道副学長、岡谷重雄文部科学省国際交流政策室長、ケネス・キング・エジンバラ大学アフリカ研究センター所長の挨拶に続いて、石井眞治センター長が「CICEの歩みとこれから」、廣里恭史アジア開発銀行上級教育専門官が「二十一世紀のアジア地域における教育開発課題と教育協力の新たな展望・大学の期待」と題して基調講演を行いました。翌日は世界銀行、国際協力銀行、国際協力事業団から講師を招き、シンポジアが開催され、国際協力の実践から見たニーズと大学との連携可能性について活発な討議が行われました。
写真:挨拶を行うケネス・キング教授

12/12
広島大学外国人留学生懇親会を開催
挨拶をする牟田学長
 広島大学の外国人留学生とその家族などと地域交流団体や日頃お世話になっている方々との交流を図るための懇親会が十二月十二日(水)、広島市内のホテルを会場に開催されました。
 はじめに約九百人の参加者を前に、牟田学長から留学生に対する励ましの言葉とともに留学生を受け入れていただいている地域や団体の方々への感謝の挨拶がありました。
 また、日頃集まる機会の少ない留学生同士も近況報告や情報交換などで大いに盛り上がるとともに、この日のために留学生や日本人学生などの歌や踊りなどの多くの余興が披露され時の経つのを忘れるほど年の瀬のひとときを過ごすことができました。

写真:挨拶をする牟田学長

12/18
広島大学と広島県教育委員会が授業公開に係る協定書に調印
調印が終わり、にこやかに握手を交わす牟田学長(左)と常盤教育長
 十二月十八日(火)、広島大学の牟田学長と広島県教育委員会の常盤教育長は、広島大学の授業の一部を広島県立学校生徒に公開する協定書に調印しました。
 二〇〇一年十月に広島県教育委員会から、県立学校生徒を対象とした広島大学の授業公開について要望があり、両者で「授業公開に係る連絡協議会」を設置し協議を重ね、今回広島県教育委員会との協定を締結しました。
 調印式において、牟田学長及び常盤教育長より、「大学の授業改善にも役立つ」「一線の研究者から学び、物事を深く筋道を立てて考える力が付く」とそれぞれ挨拶がありました。
 実施は平成十四年四月からで、広島大学は授業の一部を高校生に公開するとともに、高校生を対象とした公開講座を開設する予定です。高校生が公開する授業科目等を受講した場合、高校において自校の単位として認定する予定です。

写真:調印が終わり、にこやかに
握手を交わす牟田学長(左)
と常盤教育長

12/18〜23
附属三原小学校書道展学校賞部門「優勝賞」受賞
受賞を喜ぶ児童と先生たち
 十二月十八日(火)から二十三日(日)に行われた第五十四回広島県児童生徒書道展において、広島大学附属三原小学校が学校賞部門では昨年に引き続き「優勝賞」、また、特別賞では奨励賞に田中美帆さん(五年)、保道菜月さん(五年)、安田朋世さん(五年)、森下栞さん(四年)、さらに会長賞に七十一名、優秀賞に三名、協会賞に四十九名もの児童が受賞しました。三月二十六日から二十九日にかけて、中国の西安に日中友好書道交流団員として、田中さんが、招待されることになりました。これは、日頃より書道教育に力を入れていることが評価されたものです。

写真:受賞を喜ぶ児童と先生たち
(12月23日 広島県立美術館にて)


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