教育学部・大学院教育学研究科



未来へ向けて

大学院教育学研究科博士課程前期1年
國田 祥子

6年間で学んだこと

大学院教育学研究科博士課程前期2年
江崎 修司
 卒業生・修了生の皆様、ご卒業・修了おめでとうございます
 広島大学を卒業・修了された皆様は、今後どのような道を歩んで行かれるのでしょうか。
 きっと、様々な選択があっただろうと思います。大学院に進学される方、専門学校に行かれる方、企業に就職される方、公務員になられる方、まだ、これから考えるという方もおられるでしょう。同じ進路を選択したとしても、思いはまた別かもしれません。もう、自分の歩む道を決めたという人も、とりあえず進路は決めたけれど、やりたいことはまだこれからも探しつづけるという人もおられるでしょう。
 どのような選択をしたにしても、広島大学の卒業・修了は皆様にとって、一つの門出です。大学や大学院において得たものを見失うことなく、新たな世界へ挑戦していって下さい。これから先皆様が壁にぶつかった時、大学時代に得たものがきっと助けになると信じています。皆様の未来が、明るいものでありますように。
学部生として4年、そして大学院生として2年、私は計6年も広島大学にお世話になりました。私も今年から遂に社会人になり、この大学を巣立つ予定です。
 思えば大学での経験と出会いから様々なことを学びました。アパートのドアに大嫌いな蛇が挟まっていたことがあり、そこから自分で解決しなければならない危機と向き合う大切さを学びました。レポート提出前日に真夜中の学校に一人で残ったところ、おばけが出るんじゃないかという不安から、夜の学校の怖さと前もっての準備の重要性を学びました。そして、この大学の先生や先輩方との交わりから、数多くの知識を学ぶことができ、それと同時にまだまだ未熟な自分を知りました。
 この大学6年間で学んだことが、これからの自分にどれだけ活かせるかはまだわかりません。最大限活かせられるように大学における経験と出会いのすべてを大切にしておきたいと思います。私の6年間を支えてくれた全ての人達に感謝します。

先輩方へ

教育学部教科教育学科社会科教育学専修3年
吉井 智則

がんばれ、俺(みんな)!

教育学部教科教育学科社会科教育学専修4年
伊藤 嘉孝
 ご卒業おめでとうございます。みなさんにとって、この大学生活はどんなものだったのでしょうか。楽しいことやつらいこと、考えさせられたこともあったでしょう。かけがえのない友を得た人もいるのでしょうね。振り返ってみれば、まさに『あっ』という間の出来事だったのかもしれませんね。私たちも今、第4学年を目前にし似たような心境でいます。
 これからみなさんは、社会に出て、新たな道へとそれぞれの一歩を踏み出されるわけですが、どうぞ力強くその一歩を踏み出してください。私たちは、先輩のその姿を見て、いつの日か私たちも後に続いていきます。思い起こせば、大学でいかに過ごしていくかを伝えていただいたのが先輩のみなさんでした。今度は大学を卒業した後、いかに過ごしていくかを教えてください。私たちの永遠の先輩である先輩方へ。ありがとう。どうぞお元気で。
 この大学生活の中で、私は「何かをやり通したこと」に対する自信と充実感を得ることができました。勉強と部活。この二足の草鞋の生活は、必ずしも楽ではありませんでした。辛い時期もあり逃げ出したいと思ったこともありました。しかし、最後までやり抜くことができ、経験という大きな財産を手に入れることができました。
 「大変」という言葉は、「大きく変わる」と書きます(受け売りですが)。大変な時に、その場を逃げ出さず、困難に勇敢に立ち向かっていく。この過程の中で、人間は大きく変わる、つまり成長できるのだと思います。私は、この大学生活の中で、何回この大変な時期に遭遇し、そしてそれをいかに乗り越えたのか、この過程が自分を成長させる秘訣だと思います。だから、困難から逃げ出してはいけません。
 私は、まだまだ成長過程です。社会に出れば、今以上の大変な時期に直面するかもしれません。この大学生活の中で得た自信を持って、立ち向かっていきたいと思います。


広大フォーラム33期5号  目次に戻る  特集1に戻る