経済学部



┌卒業生から在校生へ-----------------


 「大学四年間を振り返って」

財政政策ゼミ  砥綿 暢大


 まもなく四年間の大学生活も終わりをとげようとしています。四年間を振り返って何に一番力を入れたかと考えると、ゼミではなかったろうかと思います。今日の日本経済の大きな問題である財政赤字の問題に興味をもち、財政政策ゼミに所属し、社会保障政策、世代間の所得移転の問題等、日本財政の現状をマクロ的、ミクロ的視点から研究していきました。
 このことが最も活きたのが就職活動においてでした。私が就職活動を行ったとき、ちょうど自民党総裁選の時期にあたり、景気対策論と財政再建論の論争が話題になった時期でした。どの企業の面接に行っても、財政問題についてはなにがしらの質問を受けました。そのなかで、ゼミで学んだ財政問題の知識をフルに活用し、なんとか内定を得るに至りました。
 この四年間の学生生活では、良い先生に恵まれ、また素晴らしい仲間に出会うこともできたことに感謝しています。



 「大学生活に乾杯」

労働経済学ゼミ  富永 宏満


労働経済学ゼミ山小舎合宿にて
(筆者後列左から4人目)
 大学生を続けていました。もう、卒業することになってしまいました。悪い冗談ではないかと思います。
 この四年間に、いろんなことがあり、いろんな人と出会い、いろんな音楽を知りました。たくさん旅をしました。たくさん笑いました。たくさん落ち込みました。慢心でいっぱいになってしまいました。友人や恋人に沢山怒られました。この場を借りて、ありがとう。
 皆さんも、優越感には気をつけてください。気持ちいいです。でも、危ういです。成長する機会を逃してしまいます。適度にうちのめされながら生きてください。自分を打ちのめす人を大事にしてください。
 この先、「大学時代が一番よかった」なんてカッコ悪いことは絶対言いたくはありません。今が黄金時代だと、いつでも胸を張っていたいと思います。そのためには努力しようと思います。中年太りは断固阻止します。みんなも、今が一番だと常に思っていてください。
 最後になりましたが、沢山の友人と諸先生方に感謝します。
 ありがとうございました。


┌在校生から卒業生へ-----------------


 「ご卒業おめでとうございます」

財政政策ゼミ  永 田 祐 子


ゼミ合宿にて(筆者前列右端)
 先輩方に初めてお世話になったのはオリキャン活動の時でした。一人暮らしや講義形態など、慣れない大学生活に戸惑っていた私達にとって、いろいろなアドバイスをくれる先輩方はとても心強い存在でした。
 その後もサークルや学校祭、ゼミ、そしてバイトなど、先輩方に相談させていただいたことは数え切れません。一年前は私達と同じ立場で物事を経験し、かつ親しみやすく何でも話せる、そんな親とも先生ともそして友達とも違う「先輩」という存在は、高校までのそれとは少し違い、身近でありながら、より一層私達を導いてくれました。
 今、卒業されていく先輩方に聞きたいことはまだまだたくさんあります。新しい物事に挑戦する時、私達はいつも不安で、指標となる存在を必要としてしまうからです。けれど限りある時間の中で先輩方が私達に与えてくれたものを大切にし、次は私達が後輩たちの指標となれるよう努力していきたいと思います。
 ご卒業、おめでとうございます。


広大フォーラム33期5号  目次に戻る  特集1に戻る