医学部・大学院医学系研究科



●在校生から卒業生へ-----------------


 卒業された方々への感謝を込めて

医学科  相野田 祐介


御卒業おめでとうございます。
 僕らが入学してまだ右も左もわからなかった頃から多くのことを教えていただいた六年生の先輩方、そして西条時代からこの四年間共に頑張ってきた薬学科や保健学科の同級生の皆様にとって、この六年間または四年間はどのようなものであったのでしょうか?時折、垣間見させていただきましたが、楽しいこともあれば、時として僕らの想像のつかないような大変な思いをされたことと思います。そんな大学生活の貴重な経験の中で、少しでも共有できたものがあれば、僕ら在校生にとっても大きな喜びです。
 さて、過去を振り返るばかりではなく、卒業、そして国家試験を終えて、一人の医療を担う社会人となられることと思います。広島に残られる方がおられれば、他の方面に進まれる方々もおられると思いますが、どこにおられるにせよ、各方面で活躍されることを期待しております。
 最後になりましたが、今まで御世話になった四年生の皆様、もしくは六年生の先輩方、本当にありがとうございました。在校生にとっては、やや寂しくもありますが、何年か後に僕らが社会人になった時には、先輩として御指導の程、よろしくお願い致します。



 いつでも”夢”を

総合薬学科  喜屋武 睦樹


 卒業生、修了生の皆さん、御卒業おめでとうございます。今までの自由奔放な学生生活とは違い、医療人として責任ある新社会人の生活が始まることでしょう。
 皆さんは今、人生の転機を迎えているわけですが、今新たな夢がありますか?入学当初は皆さんも期待と不安でいっぱいだったけれど、いくつかの”夢”を抱いていたと思います。それがいつの頃からか大学生活にも慣れ、いろんな経験もしながら少しずつ成長していき、ひとつひとつ自分の”夢”を実現してきたことでしょう。もしかしたら、自分がやりたい職に就けたことも”夢”実現の一つかもしれません。しかしこれからも、”目標”と言うより、もっと強い意思を感じるh夢fを忘れないで下さい。仕事に”夢”を、そして心にも”夢”を抱き続ける人でいてください。
 最後になりましたが、学生実習や研究室配属で御世話になった先輩方には、感謝の気持ちでいっぱいです。今まで色々とご指導いただきありがとうございました。そのおかげでまだ未熟ながらも私たち在校生も成長できたと思います。先輩方とお別れするのは寂しいですが、これからも大学で身につけた知識と経験を生かして、ますますご活躍されることを期待しています。


●卒業生から在校生へ-----------------


 自由な時間

保健学科  木戸 裕子




 学生生活を振り返ってみて、学生の特権は何かを考えてみると、自分のための自由な時間がたくさんあるということではないかと思います。この自由な時間を使っていろいろなことにチャレンジし、たくさんの人と出会い、様々な感情を経験して欲しいと思います。皆さんは将来何らかの形で医療に携わっていくでしょう。医療は人が対象です。学生時代にたくさんの経験をして、様々な立場にある人の気持ちを理解できる人になって下さい。
 また、本業である勉強もしっかりとして下さい。これは教科書を丸覚えするということではなく、ものの見方や考え方の基本となるものを身につけることです。一朝一夕に見につくものではないのですが、まずは興味を持った分野で、「何が問題になっているのか、社会はどう捉えているか、自分はどのように思うか」と追求することから始めるとよいのではないでしょうか。  本当にあっという間に卒業を迎えることになります。みなさんが自由な時間を活用し、充実した学生生活を送られることを心より願っています。


広大フォーラム33期5号  目次に戻る  特集1に戻る