歯学部・大学院歯学研究科



 ▼卒業によせて

青木 美枝

 六年前、これから始まる大学生活に期待と不安に胸を膨らませ、入学しました。この六年の間に経験して得た物は本当に多くて、言葉では上手く表現することの出来ない大切な時間を過ごす事が出来たと思います。講義や実習以外に、オリエンテーションキャンプのスタッフを三年間やり遂げ、硬式庭球部でのクラブ活動にも励み、とても充実していました。
 毎日毎日が楽しくて、時間を持て余すのが嫌で、アルバイトを掛け持ちしたり、習い事を始めたりして、時間を最大限に活用しました。時には辛くて、挫けそうになる事もありましたが、悩んだ時に共に考えてくれる、かけがえのない友達もたくさん作ることが出来ました。みんなに心から感謝しています。そして、私達の為に日々ご指導下さった先生方、看護婦さん達、本当にありがとうございました。
 長いようで短い六年間は、 どう過ごすかではなく、いかに過ごすかだったと思います。 六年間の様々な経験を通し、悩み、つまずく事で、精神的に少しは成長したような気がします。私達は拙いながらも、これから社会に出ていきます。辛いこともたくさんあると思いますが、この大学で過ごした時間を心に刻み、日々努力し、頑張っていきたいと思います。皆がそれぞれの道を進みますが、お互いにいつまでも励ましあって、頑張っていきましょう。本当に、心から感謝しています。



 ▼卒業にあたり

平岡 慎一郎

 早いもので入学から六年経ちました。あっと言う間の六年間でした。最初の一年間は西条キャンパスで、残りの五年間は広島市内の霞キャンパスで過ごしましたが、最も印象に残っていることといえば、五年の後半から六年の十二月までの期間を通じて行われた臨床実習です。入学してから臨床実習期間に入るまでに講義で培った知識を総動員して、先生の厳しい指導の下、一年間を通じて(当然、春休み、夏休みもなく)実際の患者さんの診療にあたりました。ここで得た臨床経験は、これから先歯科医師として生きていく我々にとってかけがえのない宝になると思います。
 また、歯学部は体育会とは別に歯学部公認の部があります。僕はソフトテニス部に所属していましたが、戦績では全日本歯科学生総合体育大会にて六年間で五回の総合優勝を経験しました。やはり練習、試合、時には一緒に飲んだりして得られた先輩後輩関係は、一生消えることのないものだと思います。後輩たちには、何の部でもいいから部に入って、途中で辞めることなく続けてほしい、と言いたいです。勉強をするというのは当然のことですからそれ以外の色んなことに挑戦して欲しいと思います。今、思うと「あれをしておけば良かった」ということがたくさんありますから…。
 最後になりましたが、六年間指導をしてくださった先生方、看護婦の方々、歯科衛生士の方々、学生係及び歯学部関係者の方々、また仕送りを続けてくれた母に感謝の意を表します。



Science is fun. どこかの教授が退官時に残された言葉をそのまま後輩におくります。
口腔外科学第一 神田  拓

自分でも二十九歳まで、学生するとは思っていませんでした。いいかげん、「学生です。」って言うのもはずかしくなってきたし・・・・・。
口腔外科学第一 北村 直也

この四年間の苦労は、今後必ずや活きてくることと信じています。
口腔外科学第一 岡本 康生

この四年間で学んだこと。一つは、己の力の限界を認識することの大切さ、そして、周囲の人たちの支えなくしては何事も成り立たないということ。もう一つ、時間厳守(?)ですかね?「笑う門には福来る」という言葉があります。現院生の皆さん、いかなる時でも笑って頑張って下さい。では。
口腔外科学第二 石岡 康希

大学院に入学して明らかに変わったことは、これまでの学生時代のように受け身では何も得られず、自分から積極的に、責任を持ってやらなければならなかったこと。いい人生ロンダリングになったような気がします。「人皆是教師。」この言葉を後輩のみんなに残したいと思います。
口腔外科学第二 小野 重弘

学問をリレーしよう。大学院は斬新な仕事より堅実な仕事。
口腔外科学第二 中川 裕之




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