特集

  21世紀に向けて広大は 学外からの発信  




 大学設置基準の大綱化,学生に対する社会のニーズの変化等,最近の大学を取り巻く状況の変化をふまえ,広島大学も自己点検・評価の結果を基にしてさまざまな改革を行ってきた。
 しかし,来るべき21世紀は18歳人口の減少をはじめとして,大学にとってより厳しい時代になると予想される。このような時代に,社会から付託された使命は何なのか,学問の継承と発展をどのように行っていくかを考えることは,今後の広島大学の発展のためにぜひ必要である。
 他者評価とまではいかないが,本号特集では最近まで広島大学に在職された方々を中心にして,広島大学の良い点・悪い点,広島大学はどうあるべきかについて自由に語っていただいた。他大学等で現役として活躍されている先生方に,限られたスペースで十分に意見を述べていただくことは無理と言うべきであろうが,行間にこめられた思いを読み取って,今後の広島大学の発展の一助としていただければと思う。


 学長インタビューNo.26  広大を日本の身近な大学に  …原田 康夫

 地域に開かれた大学を …山本 一隆

 地域との連携強化を  … 吉田 典可

 「拒まれても出ていく」骨太さを …和田 綾子

 品格ある個性 品格ある地方 …丹羽 太貫

 北大での経験から …林  忠行

 地域に根ざした研究を …八瀬 清志

 

広大フォーラム30期2号 目次に戻る